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短い文章に詰め込む情報発信テクニック

地元の人も知らない秘境の水芭蕉群生地
小さな沢に沿って100m以上連なって群生している水芭蕉。当然すべて写真に収めることは出来ず、感動を伝えることが出来ないのがもどかしい。
https://twitter.com/kosado/status/1244758483490066432

Twitterは文字数制限があるから伝えづらい。そうだろうか?
短い文章で伝えるには、ある程度相手の想像力に託すテクニックが必要となる。最近ではプレバトという番組で、夏井いつき先生が5、7、5という短い文章の中に豊かな情景を詰め込むテクニックを紹介している。元来、日本人はこうした短い文章で相手に伝えるのは得意分野だったのだ。

私のツイートの中にもいくつかの要素が詰め込まれている。このツイートがどんな情報を詰め込んでいるか、どのようなメリットがあるかをお伝えしたい。

「地元の人も知らない秘境の水芭蕉群生地」

当然地元以外の人は知らないが、地元の人「も」とすることで、秘境感が増す。また、地元の人も知らないが、自分は知っているということを含ませる。また、タイトル的に改行することで、キャッチコピーとして伝わる。
こうすることで、自分のトレッキングガイドとしてのブランディングにもなるし、佐渡島の手つかずの自然をPRすることにもなる。

小さな沢に沿って100m以上連なって群生している水芭蕉。

写真はあるので、それを補完する文章を添える。写真では小さな沢が見えるが、100m続いているとはわからない。写真を見てわかるものは文章で表現する必要はない。次に続く文章で、補完した部分に想いをプラスさせる。

当然すべて写真に収めることは出来ず、感動を伝えることが出来ないのがもどかしい。

入り組んだ雑木林の中の100m以上ある沢の水芭蕉は、写真に収めることが出来ない。だからこそ、そこに行かないとすべてを見ることが出来ないことを伝える。そうすることで、佐渡島への来島動機へと繋げることが出来る。また、秘境であることからガイド無しでは辿り着くのが難しい。故に自社の宿へと予約が入る可能性もある。

このTwitterへの投稿で期待される効果は次のとおり。

・自然豊かな島であることをPRする
・まだ知られていない奥深さがあることを伝える
・佐渡への来島動機へと繋げる
・自社への予約へと繋げる
・自分の他のツイートにも興味を持ってもらえる

テクニックがあれば、短い文章にもっと沢山のことを凝縮して詰め込むことが出来るはず。
SNSは動画や写真と一緒に文章や位置情報やリンクなどで、情報を補完して発信することが出来る。そこにどんな想いを詰め込んで、誰に向けて発信するかが大事。そして発信し続けることによって、その効果がより一層高くなる。

ぜひ、有効な発信力を身につけ、地元の振興、自社のPRなどでお役立てください。

サポートされたお金はすべて佐渡島の振興に役立てたいと思います。