小木まちづくり協議会

日本海側最大の離島、佐渡島。南の玄関口である小木地区のまちづくりを考えています。「選ば…

小木まちづくり協議会

日本海側最大の離島、佐渡島。南の玄関口である小木地区のまちづくりを考えています。「選ばれる町―小木」へ。海辺に浮かぶたらい舟、北前船で栄えた歴史ある町並み、サザエや柿、イチジクといった山海の幸、世界的な太鼓芸能集団「鼓童」などあらゆる人を満たす魅力が詰まっています。

最近の記事

「まちづくりは次のステージへ」

ご無沙汰しております。 小木の日常を季節ごとに紹介するシリーズは、冬・春を通り過ぎ初夏になりましたので、また別の機会に紹介したいと思います。 2024年1月1日に発生した能登沖地震では小木地区でも震度5強の大きな揺れがありました。 小木町では建物が倒壊するような被害はありませんでしたが、や公園の液状化や道路舗装の陥没が多数あり、今も復旧作業が続いております。 さて、2024年5月17日に国の文化審議会が小木町地区を重要伝統的保存地区に選定することを文部科学大臣へ答申しま

    • 小木の日常―秋―

      小木の日常を季節ごとに紹介するシリーズ。 2回目の今回は秋をお届けします。 佐渡の夏は東京と比べると短いです。 暑いのはせいぜい9月の半ばまで。 台風の影響はあまり受けません。 にぎやかだった夏が終わるとすぐに収穫の季節です。 9月の半ばから10月にかけては稲刈りが行われます。 作られているお米の多くはコシヒカリ。 県内でも佐渡、岩船、魚沼のものが特別とされています。 今でこそ写真のような田園風景が見られますが、小木半島は水利に乏しく、井戸を掘削するまでは稲作が難しい

      • 小木の日常―夏―

        ここまでやや堅い印象の記事が続いてしまったので、 今回から4回に分けて小木の日常を紹介します。 (口調が変わりましたが、中の人は一緒です) 寒い中、冬のことを書くのはなんだか気が滅入るので夏秋冬春の順でいきます。(田舎暮らしを描いた映画「リトル・フォレスト」もこの順でしたね) まずは夏の天気からご紹介します。 新潟の夏というと暑いイメージがあります。 佐渡も多少気温が低いとは言え、やはり暑いです。 体感的には東京とほぼ変わりません。 海に囲まれているので湿気もムンムンで

        • 「重要伝統的建造物群保存地区」って?

          仕事上、筆者はこの言葉を口にする機会が多くある。 その度になんて長ったらしい名前なんだと辟易する。 「じゅうようでんとうてきけんぞうぶつ」まで言ったあたりで、相手の頭に???が浮かんでいるのが分かるからだ。 だから知っている人は“重伝建”と略すようになる。 (これはこれで変換がなかなか上手くいかない) 重伝建は歴史ある町並みを保存・活用するために設けられた国の制度だ。 あまり聞きなじみのない制度だとは思うが、選定地は有名な場所が多い。 角館、川越、妻籠宿、白川郷、伊根浦

        「まちづくりは次のステージへ」

          「選ばれる町―小木」とは

          人の生活には“選択”する機会が次々と訪れる。 朝食はご飯にしようか、パンにしようか 服はトレーナーにしようか、セーターにしようか 仕事は在宅にしようか、出社にしようか・・・などなど。 平凡な朝に限ってもこれだけの選択を迫られる。 優柔不断な筆者のような人間にとっては生きづらい世の中である。 しかし、佐渡では選択の機会がおのずと減る。 秋になると1年分にもなろうかというお米をあちらこちらから頂く。 事実、佐渡での3年間で米を買ったのは1回だけだ。 すると、とりあえずご飯

          「選ばれる町―小木」とは