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【読書感想】クスノキの番人 優しい気持ちになれる物語

東野圭吾さん著書「クスノキの女神」が2024/5/23に発売されました。

そこで、まずは前作の「クスノキの番人」を読もうかと思い立った次第です。

東野圭吾さんといえば、伏線が幾重に張られたミステリーを連想するかと思いますが、この作品では、殺人事件は起きません。

でも、それがいいんです!!!

東野さんもこうおっしゃっています。

殺人事件やミステリーばかり書いているとそういう感じになるものなんですかね(笑)

今作は心温まるストーリーになっており、先が気になる展開はさすが、読者を飽きさせません。

クスノキの荘厳さや、人々の言葉にならない想い、主人公の不遇な家庭環境、そこから成長していく姿、物語を形作る様々な要素が、ガッツリと読書の世界に引き込んでくれます。

私は、叔母さんである千舟さんが主人公の玲斗を厳しく指導している姿に、頼もしさと愛を感じました。

物語には、恋心があり、伏線回収もあり、とてもサックサクに楽しめる作品でした。

読んだあとに温かい気持ちになれる作品っていいですね!ああ、早く続編が読みたい!!

間違いない作品なので、興味がある方はぜひ!

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