入学式に思う、「ジャネーの法則」の意外な効用
息子の小学校の入学式に参加してきました。
ついこの間まで通っていた幼稚園と比較して、ずっと大きな体育館に、重々しい形式張った儀式……。大層緊張した面持ちでしたが、なんとかやりきってくれました。
きっと、彼にとっては、とてつもなく長い一日だったのでしょう。いつもは夜ふかし気味なのに、その日の夜は疲れた様子で、さっさと寝てしまいました。
でも、大人にとってこの一日は、ほんの一瞬。というか、久々に学校空間へ入り込んで、自分の入学式のことを、ついこの間のことのように思い出したくらいです。
時間の心理的長さは、年齢に反比例する——。ご存じの方は多いかもしれませんが、これをジャネーの法則と呼びます。
先日、調べ物をしている際に、この法則を用いて「人間の体感時間を考慮した人生経過率」を計算してくれるサイトを見つけました。これに自分の年齢を入力してみたら……!?
ちなみに、ジャネーの法則によると、5歳の人間の1日は、50歳の人間の10日にあたるそうです。
さて、この恐ろしい事実に打ち勝つには、新しいことをし続けるしかありません。未経験のことを始めたら、それがその道における第一日になるわけですから。
一方、この法則をうまく利用できる世界もあります。それは長期投資です。
一定の成果を出すには、５年はかかるとされていますが、ジャネーの法則にかかれば、まさに一瞬。また、下げ相場のときは、ジリジリと時間が経つのが遅く感じられるという、予期せぬ「副産物」もあります。
未経験の方で余剰資金がある方は、少しだけ勉強して、ぜひ長期投資に挑戦してみてください。
私の息子にも、彼の人生経過率が50%を超えた頃くらいから少しずつ、この事実を教えてあげようと思います。
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