いつまでもずっと
会うは別れの始めなり。先人はいいこと言うなあ。教えていて、そんなことを思います。
前回の記事では、次の段階へ進みましょうと書きました(*⌒▽⌒*)
私たちの本質は大自然のエネルギーで神そのもの。自分=神を受け入れ、そこから在り方を設定すればいい。そのような流れでした。
では、神なる自分を認識した次の段階って、いったいどんなものでしょう。
「神の上があるんかい」
『あれ、揺さん、元気ない』
「ちょっとな。悲しいことがあったんや」
『誰か亡くなったとか』
「なんでわかるん」
『先週、旧暦の正月だったからさ』
「ど、どういう関連があるんよ」
『うん。まあ新月は特にメンタルがね』
神とは完全完璧絶対の存在☆
宗教も科学も政治も、すべて凌駕する。私たちの命さえ統べてしまう。あまねく宇宙に偏在し、というか宇宙の別名です。
「この間も言うたけど大き過ぎやで」
『うーん。フツーじゃね?』
「もっとこうチマチマしたもんやろ」
『神が?』
「いや。わたしたちの人生というか」
『チマチマねえ』
「可愛いがっとったワンコがな」
『メスのシバだっけ』
「最期、看取ってやれへんかった」
『あ。ホントだ。来てる』
スピリチュアルの方はともかく、先人が遺して下さった命の捉え方をご存知ない方多い。
教壇で、いつもそう感じて参りました。例えば、本来の仏教は死=輪廻転生です。
お墓が必要ありません。
古来、縄文より伝わる祖霊信仰と結びついたお墓です。亡くなった方との交信所。
死んだらあの世へ行くんだよ。とってもいいところさ。爺さん婆さんがあんたを見守っている。困ったときは助けてくれるからね。
死体って言うだろ。あれは四体のことさ。
「ゴロ合わせかよ」
『あれ。やっぱ知らない?』
「死体と四体なあ」
『ワンちゃんの幽体が来てるよ』
「は。どこやねん」
『シッポ振って嬉しそうに吠えてる』
「あんたなあ。こっちは悲しいんやで」
『マズかった?』
「いや。なんや知らん・・嬉しいわ」
肉体は細胞の化学変化に応じます。しかし、化学変化で説明しきれない。病は気から。
先人は、肉体を覆うもう一つの体を幽体と呼び習わしてきたのです。
「フジさん、いつも見える人なんか」
『いや。必要な時だけだよ』
「そういや幼稚園に入る前やった」
『無邪気な頃だね』
「見える言うたら怒られたわ」
『大人は見えないことにするんだよ』
「おかしなこと言わんといて!ってな」
『子どもは仙骨の働きが不安定だからね』
「アンテナや言うとったな」
『仙骨が自在に動けば大丈夫さ』
「見えたり見えなかったりできるんか」
『揺さんがワンちゃんのこと言ったでしょ。急に映像が浮かんだの。薄茶のシバが吠えながら揺さんの前で横走りターン。行ったり来たり。やっと会えた。嬉しい。気持ちが伝わってきた。オレ、会ったことないけど』
幽なる次元は思いの世界。喜怒哀楽。ありとあらゆる欲望願望が渦巻いております。
脳科学の実験で、脳のある部位を刺激すれば幽体離脱できることがわかりました。
「幽体離脱・・またさらっと言いよる」
『あんま知られてないみたいだね』
「フジさん、怖ないんか」
『オレは鏡で老けた自分を見る方が怖いよ』
「あんたなあ(;¬_¬)」
『歯とか目とかも弱ってきてねえ😱』
「病気自慢かよ。在り方を見直さんの?」
『老いを楽しんでるかも(*⌒▽⌒*)』
先人は幽体を覆うもう一つを霊体と称したのです。幽体より精妙な波動。高い周波数と申しましょうか。
とはいえ、残念ながら波動関数で説明しうる領域にはございません。
ヨーロッパのスピリチュアルで幽体=アストラル、霊体=エーテルに相当するそうです。
「ははあ。ほんで幽霊ちゅうんか👻」
『今の子みんな知らないんだよ』
「親も知らんやろ。科学的やないし」
『科学と宗教が対立するの日本だけさ』
「確かに。キリスト教徒の進化論者」
『イスラム教徒の原子物理学者』
「ユダヤ教徒の数学者もおる」
『サイエンスを科学と訳したからね』
「本当はどんな意味やねん」
『神の創造物を解明する学問のことだよ』
「マジか(゜◇゜)」
今回のゆるふわ教室、古来より先人が遺した幽体霊体という捉え方をご紹介致しました。
霊体をさらに覆う四つ目が神体です。
「神さんとの間に段階があるんやな」
『いきなり神体はハードル高いかも』
「フジさん、ようやっとわかったか」
『霊体で在り方を設定しましょう!』
「神さんに近い自分か」
『でも、すっきりゼロだよ』
「ちょびっとわかる気するわ」
『霊体の自分がいつも守ってくれる✴』
「なんや、ホカホカしてきたで」
『テヘ(≧▽≦)』
私たちは四体を持ち、自在にシフトできる。三体を忘れ、肉体感覚に浸れば喜怒哀楽が味わえます。
フジミドリをお読みのあなたは、思い出してなお味わえるのです。
「最期、看取ってやりたかったな」
『今からでもできるよ』
「どういうことや」
『幽の世界は時間も空間もないからね』
「そうなんか」
『今ここで看取ってあげたらいいさ』
「おおきに」
「しばらく離れとったからな」
『やっと会えたって喜んでるよ🐶』
「もう会えん思うて別れは済ませとる」
『いつでも眠りで会えるんだけどね🌃』
「霊体に守られとるんやったな」
『安心して泣いたらいいさ』
このイラストは、揺さんがワンちゃんの最期をお聞きになってから、涙を堪えつつ一気に描き上げた作品です。
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