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ダイエット?フィジカル?だけではない、ロードバイクをライフワークにすることで見えてきたこと


ロードレースと老化は、急勾配の山を登るようなもの

毎年恒例の佐渡ロングライド210に出場してきました。佐渡にはこの時期しか行かない為、観光という観光をしたことがないのですが、自然豊かで本当に素敵な場所です。今回はロードバイクのレースに出る理由を僕なりにお伝えていきたいと思います。


身体の変化を感じる為のロードレース

筋力低下した身体を通常の状態に戻す大変さは、しばしば「急勾配の山を登ること」に例えられます。筋力低下した状態からトレーニングを始める最初の一歩は非常に困難です。山登りでも、最初の一歩を踏み出すことが一番難しいように、トレーニングを開始することには大きな決意と努力が必要です。筋力を回復させるためのトレーニングは、山の急勾配を登るようなものです。特に初期の段階では、体力や持久力が不足しているため、少しの運動でも非常に疲れやすく、挫折しやすいです。


継続の難しさ:山を登るには、一歩一歩確実に前進し続ける必要があります。筋力回復も同様に、継続的なトレーニングと努力が求められます。途中で休むことやペースを落とすこともありますが、最終的には継続することが重要です。
途中での苦労と達成感:登山中、途中で息が切れたり、足が痛くなったりと多くの苦労があります。同様に、筋力回復の過程でも筋肉痛や疲労、モチベーションの低下などの困難が待ち受けています。しかし、頂上にたどり着いた時の達成感は非常に大きく、筋力を取り戻した時の喜びと達成感もそれに匹敵します。
サポートの重要性:山を登るときには、友人やガイドの助けが非常に心強いものです。筋力回復の際にも、トレーナーや医師、家族や友人のサポートが大きな助けとなります。専門家のアドバイスや励ましを受けながら進むことで、困難な道のりを乗り越えやすくなります。
見晴らしの良さ:山の頂上に到達すると、素晴らしい景色が広がり、努力が報われます。筋力を回復させ、健康な状態に戻ることも、生活の質が大きく向上し、自信と活力が戻ってくるという素晴らしい見晴らしを得ることと同じです。


まずライフワークとしてロードバイクを年一回でも乗る理由

ロードバイクは単なる移動手段だけでなく、ライフスタイルの一部としても人気がある。
①健康とフィットネスの視点からしても、ロードバイクは優れた有酸素運動であり、心肺機能の向上や筋力強化に役立ちます。定期的に乗ることで、全身の健康維持や体重管理がしやすくなります。
②コミュニティとしてもレースに参加して一緒にライドを楽しむことは、新しい友人を作り、共通の趣味を持つ人々とつながることができます。
③ロードバイクは環境に優しい移動手段です。車の使用を減らし、二酸化炭素排出量を削減することで、環境保護に貢献できます。
④自転車に乗ることはストレス解消やメンタルヘルスの向上にも役立ちます。自然の中を走ることでリフレッシュでき、日常のストレスから解放されます。
⑤ツーリングや長距離ライドを楽しむことで、さまざまな風景や文化を体験することができます。
⑥機能性だけでなくスタイルも重視されています。サイクルジャージやヘルメット、シューズなど、ロードバイク用のギアは豊富にあり、個々のスタイルを反映できます。
⑦自己挑戦の手段として、距離や速度の記録を更新したり、レースに参加することで、目標達成感を味わうことができます。
ロードバイクをライフスタイルの一部として取り入れることで、健康やメンタル、環境に良い影響を与えるだけでなく、コミュニティやアドベンチャーの機会を広げることができます。 


神経伝達とロードバイク

神経伝達は、脳から筋肉への信号伝達を指し、これがロードバイクにおいて重要な役割を果たします。神経伝達の効率性が向上すると、以下のような効果があります。
反応速度の向上:突発的な状況(障害物や急カーブ)に対する反応が速くなり、安全性が向上します。
筋肉の協調:効果的なペダリングやバランスの維持のためには、複数の筋肉が協調して働く必要があります。神経伝達が円滑であるほど、これがスムーズに行われます。
疲労の軽減:正しいフォームと効率的な筋肉の使い方により、疲労が軽減され、長時間のライドでもパフォーマンスを維持できます。


重心移動とロードバイク
重心移動は、ロードバイクの操作性と安定性に直接影響します。正確な重心移動は以下の点で重要です。
コーナリング:コーナリングの際には、適切な重心移動が必要です。内側のペダルを上げ、外側に体重をかけることで、バイクが安定し、滑らかに曲がることができます。
バランスと安定性:坂道や不安定な地形でのライディングには、重心の調整が不可欠です。重心がバイクの中心に近いほど、安定した走行が可能です。加速と減速:加速時には前方に、減速時には後方に重心を移動させることで、バイクの挙動をコントロールしやすくなります。


神経伝達と重心移動の相互作用

フィードバックループ:神経伝達はライダーの体の動きを制御し、重心移動を正確に行うためのフィードバックループを形成します。感覚情報(視覚、平衡感覚)を基に、脳が最適な重心移動を指示します。
フォームの習得:練習を重ねることで、神経伝達は効率的な重心移動を自動化します。これにより、ライダーは無意識のうちに最適なポジションを保つことができ、パフォーマンスが向上します。
筋肉記憶:繰り返しのトレーニングにより、筋肉は特定の動きを記憶します。これにより、神経伝達と重心移動が連携し、スムーズで一貫性のあるライディングが可能になります。


筋力と筋肉量の維持とフィジカルトレーニング
老化とともに筋肉量は減少しますが、定期的な筋力トレーニングにより、この減少を遅らせることができます。筋肉量の維持は、日常生活の活動をスムーズに行うために重要です。

骨密度の向上:加齢に伴い、骨密度が低下し骨折のリスクが高まります。ウェイトトレーニングや負荷をかけた運動は、骨密度を高め、骨の健康を維持するのに役立ちます。
心肺機能の改善:有酸素運動(例:ウォーキング、ランニング、サイクリング)は、心肺機能を強化し、心臓病や高血圧のリスクを減少させます。また、持久力の向上にも寄与します。
柔軟性とバランスの向上:ストレッチングやバランスエクササイズ(例:ヨガ、太極拳)は、柔軟性を維持し、転倒リスクを減少させます。これは特に高齢者にとって重要です。
メンタルヘルスの向上:運動はエンドルフィンを放出し、ストレスや不安を軽減し、気分を改善します。また、認知機能の維持や向上にも寄与することが研究で示されています。


具体的なトレーニング方法

筋力トレーニング
EX:スクワット、ランジ、プッシュアップ、ダンベルやケトルベルを使ったトレーニングなど。
頻度:週に2〜3回、各筋群を1〜2セットずつ行うことを目標にします。
有酸素運動
EX:ウォーキング、ランニング、サイクリング、水泳など。
頻度:週に150分以上の中強度の有酸素運動、または75分以上の高強度の有酸素運動を行うことが推奨されます。
柔軟性トレーニング
EX: 全身のストレッチング、ヨガ、ピラティスなど。
頻度:毎日のストレッチが理想ですが、少なくとも週に2〜3回行うことが望ましいです。
バランストレーニング
EX:一脚立ち、太極拳、バランスボールを使ったトレーニングなど。
頻度:毎日または少なくとも週に2〜3回行うことが推奨されます。


まとめ

筋力低下した身体を通常に戻すことは、急勾配の山を登るようなもので、多くの挑戦と努力を伴います。しかし、その過程で得られる達成感や健康の回復は非常に価値があり、継続的な努力とサポートを通じて目指すべき目標です。その一つの選択としてロードバイクを通じて、仲間と共に汗を流しコミュニティを深めることもライフワークにし継続する秘訣となります。

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