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コトバの余韻がもたらす体感~後編~

コトバとカラダの連動を書いた前編はこちら

感情のコトバとカラダの関係

NVC(非暴力コミュニケーション)講座の教材としても名高い
『NVC 人と人との関係にいのちを吹き込む法』には
感情を表すコトバが200種以上も載っている。

それをひとつずつ口に出しカラダでじっくり味わってみる。
するとおもしろいことに気づく。
それぞれのコトバが響くカラダの部位が異なるのだ。

例えば
「好奇心」
はアタマで響いているような気がするし
「うれしい」
は胸のあたりで響いている気がする。

母音を発生した時のカラダの感覚

コトバの出だし終わりの母音の影響も大きい。
「い」で終わるコトバは前述した「うれしい」のように胸で響くことが多いし、「冴えた」のように「あ」で終わるコトバは開放感のあとの完結した満足感のような体感がある。「う」で終わると自分の中へ深く浸透していき内省するような体感がある。

母音とカラダの動きの関係

人によって体感は異なるのだろうか。
そういえばかつて私は母音をカラダの動きで表現するオイリュトミーというを舞踏を体験したことがあった。人には誰しも潜在的に共通の響きがあるとして響きをもとにみんなで共通の動きを深めた。どの母音の動きもしっくりときたし、お稽古に行っていた当時は日常の中で自分の発するコトバをカラダでいちいち敏感に感じられたのもおもしろかった。

カラダとコトバを深めるオススメ書籍

私は専門家ではないので、おもしろいと思ったら別の視点からその事象を見たくなり新たに探検がはじまるため研究に至らないのだけど、この分野は相当に研究されてるし書籍も色々あるので興味がある人はぜひ調べてみてください。
と言うとなんだか雑なのでオススメの本をひとつ紹介します。
『「からだ」と「ことば」のレッスン』著・竹内敏晴

来月は数年ぶりに野口体操。
最近気持ちがいまいち浮かないのだけど、
楽しみができてよかった。


▼たてものと暮らしのエッセイです▼

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