福島県いわき市に引っ越し、ライターのお仕事を始めました。
みなさん、「はじめまして」。ライター見習いの久保田貴大と申します。
この4月から地元を離れ、福島県いわき市に移り住みライターのアシスタントとして働き始めました。実はいわきに初めて訪れたのはつい5日前。全く下見すらナシ。身一つでいわきに来ました。今はこれからしばらくお世話になる古滝屋さんという宿でこの文章を書いています。
これからはローカルアクティビストの小松理虔さんのアシスタントとして、地域とのかかわり方、発信の仕方を学んでいきます。
なにとぞ、よろしくお願いいたします!
なぜいわきに来たのか ~モヤモヤの果てに...~
先ほども言いましたが、いわきに初めて訪れたのはつい5日前。それまでは「いわき」と聞くと、やっぱり「原発の近くだなー」とか「被災地」というイメージが強くありました。正直、何かのきっかけがなければ積極的に訪れようとは思わない場所でした。
そもそも僕の経歴を簡単に述べると、出身は長野県安曇野市。高校生まで地元で暮らし、大学は早稲田大学に進学。昨年大学を出ると、地元の銀行にUターン就職。これだけ見ると、順調な経歴を歩んできたようにも見えます。
しかし、銀行に勤め始めて半年でうつ病を発症。今年の3月まで休職しておりました…
休職期間中は順調に見えた人生が突然崩れ去るという体験をし、混乱し、思い悩み、自分の出自や環境を恨んだりもしました。
当時は本当に何かにあたらないと自分を保っていられないような状況。「自分がうまくいかないのは環境に原因があるはずだ」と本気で思っていました。
運よく手を差し伸べてくれる人に出会う
そうやって悶々とする日々の中でしたが、ある時、Twitterを見ていたら僕と同じようなモヤモヤを抱えつつも、ローカルで果敢に動き回っている人を見つけました。その方が、さのかずやさん。北海道の遠軽町という北の果てで生まれ、会社員や大学院生などの経歴を経て現在はフリーで東京と遠軽・オホーツクの2拠点でいろいろやってるらしい。
「あ、俺がやりたいことをやってるひとだ」と思い、ブログを読んだ感想をご本人へのリプとしてツイート。
そしたら、まさかのご本人から返事があり、その後いろいろを経て、さのさんのnoteのマガジンに記事を載せてもらうことに。
さのさんの情報拡散力のおかげもあり、この記事がけっこう多くの人に読んでもらえました。
島根県の津和野町で編集や高校生向けの下宿などいろいろやられてる瀬下翔太さんや
ジモコロの編集長の徳谷柿次郎さんなど…(長野にいる間は本当にお世話になりました)
結果として、この記事が僕の名刺代わりとなり、いろいろな人に出会い、様々な機会を与えていただき、チャンスを獲得できました。
そしてある日、瀬下さんからいわきでローカルアクティビストをやってる知り合いの方がアシスタントを募集している、と教えていただくことがありました。
「ローカルアクティビスト…?めちゃくちゃふわっとした肩書…まぁでもとにかく突っ込むしかない!」という感じで、応募の意思とポートフォリオ代わりのnoteの記事をこれまたTwitterで送信。
"フリーランス"や"独立"など、今までの銀行員生活では考えもしなかった自由かつ不安定ともとれる環境を提示され、正直めちゃくちゃ「やっぱやめようかな…」とも考えました。でも、「そんなんじゃ変われね~やるしかね~」という生まれ持ったヤンキーの気持ちでなんとか食い下がり、アシスタントとしてお世話になることが決まりました。
100%やるしかないの気持ち
今考えてみてもすべてが行き当たりばったりで、なんとも数奇な運命をたどった半年間でした。
しかしまぁ「こんなんで生きて行けるのか?」みたいな心配もよそに、今でもちゃんと生きれている。(もちろんいろんな人の支えがあって)
せっかくもらったチャンスを二度と手放さないように、もらった恩を返す、または次の世代に引き継げるように、これからいわきで一生懸命生きて行きますので何卒よろしくお願いします!
(小名浜のら・ら・ミュウのトイレにて)
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