#50 【レポート】録音の文字起こしとAIで会議の議事録を作成してみたが…
今日の午前中に約1時間半のオンライン会議があり、その議事録作成を効率的にやるにはどうしたらよいか、今日は2つの方法でトライしてみました。
【方法】
録音データの文字起こしを行い、その内容をそのままチャットGPTに入力して議事録を作成する。
手書きメモをGoogleLensで読み取り、体裁を整えて議事録を作成する。
【結果】
録音データの文字起こし+ChatGPT
→ 微妙。議事録が表面をなでるような内容で薄い。多分あとから見た人は何のことかわからない。
原因は2つあると思います。
1つ目は、録音の文字起こしは表現の揺らぎが生じること。そのため、あやふやな表現はAIでまとめられず、結果的に薄く浅い議事録になってしまいます。
2つ目は、専門用語などの特定の用語について、音声から文字に変換する際に一発で正確に出てこないという点です。これも、薄く浅い議事録の原因です。
手書きのメモを Google レンズでスキャン
→ まあまあ早いが多少時間がかかります。ゼロから作るよりは早いです。また、読み取れる字を書かないと手間になってしまいます。一方、会議中はそんなに丁寧に字を書いている余裕はありません。
【結論】
今日チャレンジした2つの方法は、それほど効率化にはつながりませんでした。
現状、僕の知る限りでは、会議中に、パソコンやスマホで議事録を作成し、会議終了時に参加者に内容確認をするのが一番早いです。
仮に文字起こしを利用しても、表現の揺らぎや専門用語の誤字が多いため、参考程度が良いと思います。
会議中に議事録を作成するには、会議の目的や方向性を事前に知っておく必要があります。それは、議事録云々に関わらず必要なことです。
録音の文字起こし+ChatGPTの議事録が浅かったのは、発言が脱線し、何の会話をしているのか分かりにくい時間があったからでもあると思いました。
会議の方向性を決めてコントロールすることで、会議時間の短縮や効率的な議事録作成など、良いことづくめ。やらない理由はないですね。
議事録作成の効率化を目的に色々試してみましたが、結局のところ、時間の使い方の工夫(会議の目的・方向性の明確化、会議中に議事録作成)が最も有効と思われます。
必ずしもデジタルにこだわらずとも、改善できる方法は身の回りにたくさん転がっていそうです。