2020年の廃墟を歩きながら
暗澹たる雲の立ち込める祝日の朝
人のいなくなった街に足を踏み入れる
静けさを増す通りは、まるで遺跡を歩いているようだ
眼前にある風景と、そこを歩く我々の間に一種の隔たりを感じている
馴染みのある人工物が急に古臭く、はるか昔のもののように思われる
いかにも歴史から置いてきぼりを食っているようなのだ
オリンピックなんて、はるか昔に開催されていたような気すらしてくる
我々のことは気にも留めずに絶え間なく巡る自然の環世界
同じ空間にいると感じるのは、ただの幻影なのかもしれない
一体、日常とはなんだったのだろうか
見えていなかったのか、本当に変わってしまったのか
同じ景色が見えるようになるんだろうか
どんなに工夫をしてみても
なかなかぼやけて見えてこないところもある
きっと単焦点で臨むべきのが良い
自分たちがうまく立ち回り、合わせに行くことでしか
今にフォーカスできる方法はないのかもしれない
図解でコミュニケーションを変えることをミッションにここ3年くらい活動