ニッポン2021-2050 データから構想を生み出す教養と思考法

作家も企画する時代なんだというのが、読んで最初の私のハッとポイントです。
文を書く仕事をしている身からすると、
いわゆるライターって、「こういう依頼が来たから書く」「この分野の経験があるから手を挙げてみる」という受け身なのが9割だと思うんですよね。

まさに「昨日」あったことが「今日」の基準であり、「明日」も過去の基準
というように、とても進歩のない世界。

ほんとは
自分が会社やそのメディアを通してやりたいのはこういうこと(=ビジョン)で
それには自分のこんな経験が生かせて、こういう障壁やリスクがあるけど
でもこれとこれとこれさえクリアできるなら私がやります!
って提案できることが何より大事。

某大手企業の女性が、文句をエクセルでまとめたら意味ないって言われて社長に直訴して
社長のメールをSNSに晒すという謎の行為をしたわけですが
彼女の指摘がまっとうでも、おそらくそこにビジョンがなかったし、そのビジョンの中に自分がいなかったのでは?
と私にはとれます。
漠然と企画やマーケティングの仕事がしたいといって就活する学生はたくさんいるけど
自分のしていること、自社のことで相手を動かそうと思ったら、企画やマーケティングのない仕事なんてありませんよね。

その他メモ
・サマータイム論→システム屋大変問題しか考えてなかった自分に反省
・コンビニの活用方法はまだありそう。考えたい
・日本のアニメコンテンツが近代風景を描写しているのは、明治以降になっても「チョンマゲ」だと思われてた話と酷似してるように思う
・都心に人口が集中しているとはいえ、2、3世代も遡れば東京に住む人の大半は地方から来た人。
大学に入るときに上京するというケースが一番多いと思うが、「とりあえず東京」で選んでいる人は多くないか。高校生のマインドをアップデートしたい。
・小学校足りなくなる問題→逆に私大は学生が足りないので、付属とかにかかわらず
教育空間を共有してもいいと思ってる

図解でコミュニケーションを変えることをミッションにここ3年くらい活動