たむらさちよ

行政機関で「協働コーディネーター」として勤務。得意なマーケティング思考を発揮する。 ま…

たむらさちよ

行政機関で「協働コーディネーター」として勤務。得意なマーケティング思考を発揮する。 また、地域のイベントやセミナーに参加したり、 1日店長のカフェを開催するなど、 多角的な視点から地域と関わっている。

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  • いちばん身近な協働論

    行政機関で「協働コーディネーター」として、協働プロジェクトに携わった経験から、いちばん現場に近い場所からの協働論をまとめています。

最近の記事

協働プロジェクトの運営方法 ~人を惹きつける「進行感」【いちばん身近な協働論】

今回は、協働プロジェクトがスタートした後の、運営方法について考えてみたいと思います。 「協働企画の作り方」については、以下の記事をご覧ください。 以前の記事↓ 1、協働の「進行感」という喜び関わる人たちの声に丁寧に耳を傾けて立ち上がった協働企画を、プロジェクトとして運営し、少しずつ育てていく時、そこには目には見えずとも、皆を惹きつける「進行感」が発生します。 「進行感」という概念は、以下の書籍で、全体が前に進んでいくことで発生するものであり、組織のエネルギー源ともなり、一

    • 協働企画の作り方 ~win-winとなる第3案の着想【いちばん身近な協働論】

      1、異なる意見が出る協働プロジェクト以前の記事で、協働プロジェクトを実施する時には、企画前からさまざまな立場の方々の声に耳を傾け、意見やアイデアを集めながらコーディネートすることが必要だと述べました。 以前の記事↓ ▶異なる意見に収拾がつかなくなるのでは? しかし、異なる立場の主体が、それぞれに異なる意見を口にした時、それらをどうやってすり合わせ、企画に落とし込めば良いのでしょうか? バラバラな意見でカオスになってしまうなら、最初から意見などに耳を傾けず、決定済みの企

      • 協働コーディネーターの役割【いちばん身近な協働論】

        1、協働コーディネーターとは立場の異なる主体が、同じ目的や目標に向かって、互いを生かし合いながら取り組んでいくという協働を叶えるために、各種調整を行うのが協働コーディネーターです。 NPO等の各主体の皆さんと協力し、「お声」に耳を傾け、行政の指針と上手く重なり合うように事業(プロジェクト)に反映させていきます。 協働コーディネーターの仕事は、異なるステークホルダー(利害関係者)の間に、虹のような架け橋をつくることと言えます🌈 ▶協働コーディネーターとしての姿勢 良いま

        • 「協働」の壁と醍醐味【いちばん身近な協働論】

          1、協働の必要性協働とは、立場の異なる主体(行政・NPO・企業等)が、互いに協力し合いながら、同じ目的に向けて取り組んでいくものです。 一つの主体では解決し得ない課題も、異なる主体が手を取り合えば、解決できる可能性が拓けます✨ 社会や地域の課題を、協働によって解決し、未来を創っていくことが、さまざまな地域で必要とされています。 ですが協働には、大きな壁が立ちはだかっているのも事実であり、一方で協働ならではの醍醐味もあります。 2、協働の壁▶人は「同質性」を好むもの 人

        協働プロジェクトの運営方法 ~人を惹きつける「進行感」【いちばん身近な協働論】

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          自己紹介 ~協働コーディネーターです!

          1、協働コーディネーター はじめまして! 私は行政機関で勤務している「協働コーディネーター」です😀(令和6年9月現在) 令和2年度から、NPO等の地域活動団体や、大学生などと一緒に、協働プロジェクトに取り組んできました。 ▶そもそも「協働」とは? 協働とは、立場の異なる人たちが、同じ目的や目標に向かって、互いを生かし合いながら取り組んでくことです。 立場が違うので、一緒に活動していくには、「対話」によって互いを理解することが、とても大切です! ▶なぜ「協働」が必要なの

          自己紹介 ~協働コーディネーターです!