見出し画像

親は心配する動物ですか?

今日は三女が引っ越しの日だ。

彼女は気が早いので、数か月前から自分の物を箱詰めして、昨日まで山積みにしていた。

「これはさー、夏物やから向うで着るから、もう詰めとくわ。」とか「この道具持って行ってもいい、キッチン道具もこれがええし。」とか言って、段ボールに詰める。

まだ住む所の算段が完全には終わって無い時期から詰めるので、まだ早くない、とかこっちは思う。

彼女としては、彼氏との新しい生活に胸を躍らせているから、気持ちがせいているのだろうな。

押し入れには箱、入りきらなくて、畳の間にも箱、猫にとっては天国の箱アスレチックが登場していた。

ツナ君はそういったアスレチックは好きでは無いのだけれど、ランちゃんとアグリはやったとばかりに飛び乗っていた。

その荷物アスレチックは、昨日ヤマトの引っ越し便で送って、直ぐに使うものと猫たちを連れて、今日は彼氏と新居に向かった。

向うで家を整えるの大変や、私もここに引っ越してきた時は大変やった、それでも家はその頃大人しいツナ君だけで、ランちゃんとアグリを連れて行くのとは違ったんだよね。


水を飲んでいるアグリ

彼女は最初は自分だけ数か月生活して、整えてから猫2匹を迎えに来ようとしていた。

子猫もいるし大変だよなー、とは思ったが、実はヘルペスで治療中のツナ君はお医者さんに依ると、一匹で生活した方が良いらしい。

最初に次女が名古屋の眼医者さんに行った時に、去年末に子猫が来て3匹居て大変だと言った所、困った顔で言われたそうだ。

「何とかなりませんか?生活の場所を分けるとか。」

それでよくよく聞いてみると、この病気は多頭飼いの猫に良くある病気らしい、多頭飼いで無ければ現れないらしい。

「この病気(ヘルペス)は一匹だと治ることも多いんですよね。」とも聞いたらしい。

これを聞いた次女が、ツナ君は一匹で生活させた方が良いと主張、そうだよなー、ただでさえ大変なんだから、次女に連れて行って貰うのが一番だ。

あくまで、こちらとしてはという事なんだけどね。

まあ、三女も汲んでくれて、アグリとランちゃんは連れていく事に成った、彼氏の車に乗せて引っ越しなのです。


水を飲むランちゃん

猫たちが引っ越す事に成って、チョットだけ心配している事が有る、猫って環境変わるのに弱いらしい。

本当かどうかは解らないが、環境が変わると病気になったり、問題が出る子も多いらしい。

ランちゃんは三女が東京から連れてきた子で、意外と強いのでここに来てから、猫風邪位しかしていない。

だからと言って、今度行く所で問題が無いとは言えないが、大人に成っているので、まあまあ大丈夫じゃないのかなと考える。

問題はアグリだ。


家を探検するアグリ

この子は3ヵ月の頃からここに居て、ツナ君にも懐いていて、私にも甘えてきている。

『この子は大丈夫か??』仕方が無いとはいえ、心配がそこいらじゅうをウロウロしている。

夜には私の布団に入ってきて、長時間一緒に寝ているし、文を書いていると、机に乗って邪魔をする。

こんなに甘えて大丈夫???ちゃんと三女に甘えて、次の環境にも馴染むの??


パソコンの前で邪魔するアグリ

「アグリは大丈夫かな??」心配を三女に話てみた。

「大丈夫やろ、こんなに元気やし、僕にも甘えてくるし、お母さんがおらんだら、僕の所に来るよ。」ホンマかー。大丈夫なん??

それでも老婆心からか、随分と心配になる。

アグリは人間の食べ物を盗もうとするし、目を離すと高い所に乗っていて、悪戯が凄い、彼としては悪戯のつもりは無くて、興味の赴くまま見に行ってるだけなんだろうけどね。

そのアグリを三女は1人で見てられるんだろうか?

そう言えば、こんな心配を他でもしたことがあるな~、と今日は考えた。

子供の高校受験だったり、大学受験だったり、就職の時にも心配だったし、就職して三女が東京に行くといった時にも、不安で堪らなかった。

会社の事も心配だったし、自分では如何にも為らないのが、もどかしかった。

考えれば、いつの間にか何となく心配な事が終わっていて、後で考えるとなんであんなに心配だったのだろうと思う。

私は子供が小さい時期に、自分では如何しようも無い事は考えない、と決めている。

考えても変えられない物は考えるだけ無駄だ、それが身に染みていたのだからね。

だけどね、心配するのは止められないんだよね、どんなに考えても仕方が無いんだから、考えないと頭に言い聞かせても、片隅で心配がこんにちはする。

昔誰かが言ってた言葉で、親は心配する動物だから、心配位されておきなさいってのが在ったな。

その意味では。私は今心配する動物なんだろうな、心配なんてどんだけしてもええやないですかと、誰かに言われそうな気がしている。

人間心配の種は尽きない。

これからは、考えても仕方が無い心配はしないと考えてみるが、本当に心配を遠ざけるのが出来るのかな??

いやそれよりも、心配達と一緒に生きて行くのが大切だ。

だって心配する動物なんだもん。



この記事が参加している募集

#創作大賞2024

書いてみる

締切:

文を書くのを芸にしたいと思っています。 頑張って文筆家になります。 もし良かったらサポートお願いします。 サポートしていただいたら本を買うのに使います。 ありがとうございます。