出来るだけ払わない生活

今日は風が吹いて寒い、そうだこんな感じで春に向かっていくんだったな～、なんて考えながら家で風の音を聞く。

外に出ると、寒いんだろうな～、そう考えながら家でぬくぬくしていると、パーマ屋さん（美容院ですか家ではそう呼んでます、パーマを掛けなくてもこの名です）から帰った三女が寒かったと話してくる。

毎年忘れているのだけれど、春の方が風が強い、今年は特に風の音が大きく感じる。

「風が五月蝿いね～。」と三女に言ってみると、三女が何処かで聞いた噂を話してくる。

「何かさ、近くにマンションがたったやろ、それでここは風が舞って強っなたっていうとった。」

そんなん誰が言うとったん？？それ本当なん？？四日市は都会ほどマンションは出来ていないから、そういうのも有るのかも知れない。

私が結婚していた時期の噂では、四日市がもっと大きくなると考えた東京や大阪や名古屋の業者が、近鉄四日市近隣の土地や建物は買い漁って、土地がとんでもなく高くなったらしい。

噂だから本当かどうかは解らないが、不動産関係の方に聞いたのだから、あながち間違いではなさそうだ。

昨今のマンション乱立はこんな訳があるのか、そんなにマンション建てても人は入らんでと思うが、四日市は名古屋位なら出勤範囲だから、その辺の需要を狙っているのかな。

名古屋よりは随分土地が安いもんね。

急行で40分ちょっとの立地は都市圏だったら凄く良い立地、これで四日市の土地が上ったら嫌だなーと考えているが、バブルの時代も地価が上がらなかった土地だから、駅から遠ければ安いままなのかも知れない。

「何で、バブルで土地が上らなかったんですか？」と不動産関係の方に聞いた事が有る。

「ここら辺の不動産屋はこんだけ上がったら、何処かで値段が下がるやろと考えとったから、永続的に商売するなら一気に下がる方が怖い、だから上げ下げが大きくない様にしとったみたい。」と答えてくれた。

そうよね、商売は永続性が大事だもんね、都会の不動産屋さんはそう考えてないのかも知れないけどね。

「そう言えば、四日市土地がただみたいなとこあるみたいよ。」出来たら家を手に入れたい私に三女が言う。

ただって言っても、土地的に材料置き場にしか使えないとか、電気やガスが繋がってないとか、改良する必要が有るとか、きっと色々理由が有るんだろうな。

「パーマ屋のおじさんが、『タダならそこの土地買って、そこで生活するのもええな。』って言うて、奥さんに『ええー、今から不便なとこ行くの？』と言われとった。」と言ってきた。

そうなんだよ、不便な所は特別土地が安くなっているんだよ、でもなー生活考えると不便は困る。

私は出来たら車は持ちたくないと、思っているのでそう思う。

夫と別居して会社を売るまでは車に乗っていて、随分依存していた、車は会社の資産だったので会社を売った時に返したが、それだって考えが在った。

車ってその物も高いものだし、絶対に車検が必要で、税金も掛かって、車に入れるガソリンは高い上に税金の塊で、持っているだけで税金が掛かるなら、都度タクシーの方が良い気がする。

じゃあ、家も借りた方が良いじゃ無いかと言われそうだが、そこはちょっと違って、年を取れば家は借りにくくなる、更新できませんと言ったら家なき子では無く、家無きおばさんだ。

リスクを考えると、家がある方が得策だ、猫が居るからどうせ入る場所は限られるしね。

賃貸なら自由に好きな所に行けるなんて、一部の人の考えで、実際には選べる方が少ないんだよね。

人間はどうしても必要な物と、選んで手に入れる物は違う、家は前者で、車は後者だ。

結婚している時期には、小さい子供がいて、自分で子供を乗せて動く必要が有った。

だから車に乗っていたが、今は保険も必要だし、自分が加害者になるリスクも有ると考えると、そこは必要ないのかな、まだ足は丈夫だしね。

車が欲しい欲しいと言っていた三女も、私の説明に、そうやなタクシーの方が安いやと納得している。

人間生きて行く限り、税金の呪縛からは逃れられない、税金を払うのが嫌なのではない、使われ方に問題があるのに、払わなければならないのに納得できない。

自分の生きるリスク（消費税はどうしようもない）を考えて、最小の税金でリスクなく生きるのが最善なんじゃ無いかな。

夫の会社で経理している時期は、こんな考え方をしていなかった、沢山儲けて税金を沢山払える企業に、従業員さんの給与をもっと払える企業に、と思っていた。

だけどね、そう考えても国が中小零細にしてくれる事って、お金を借りやすくしてくれるくらいで、消費税を払ったら借金が増えるぐらいだったんだよね。

仕入れも売りも大企業だと、中小零細は何にも出来ない、自社販売したい物は、補助金を貰えないか聞きに行くと、補助金は３割くらいだからその分お金借りる勇気ありますかと言われた。（社長が行かなかったのも問題なのかも）

こうなったら、これ以降は出来るだけ税金を払わない生活を旨とすべしを、心に刻んでいる。

税金は払わないと生きられないけどね～。