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憧れのジーンズ売った

休みの日に外に行かないと、ヤッパリ家を片付けるに限る。

そう思って片付けてはいるが、週1位で片付けているので、要らないものは出てこない。

ここで問題が一つ、要るけど使って無い物は必要が無いのか?

数年前にジーンズを買った、ずっと憧れていた桃太郎ジーンズのレディースだ。

此のジーンズ売っている所を知らなかったので、試着をせずに買うには高いので諦めていた。

或る日名古屋に行くと、エッ有る~、桃太郎ジーンズが有る、これは良い買っちゃおう、と思って次女と試着試着。

「どんなのをお探しですか?」当然ながら聞かれる。

次女は欲しいジーンズが決まっていて、こんな風でこんな奴と言って、出して貰っている。

さて私だが、ゆっくりしていて締め付けない、それでいて様になるのが欲しいと言った。

「こちらですね。」持って来てもらったのはレディースの細い奴、いやこれゆったりしてないじゃない。

「もっとゆったりしたメンズのでも良いんですけど。」私も引かない、そこで店員さんが一言。

「そんな細いメンズ無いんですよ。」結構ウエストは太い筈だけど、無いとなー、細い男もいるじゃ無いですか。

「これが良いんじゃ無いですか?」確かにストレートジーンズ、確かに入るでもちょっときつそう。

穿いてみると意外とスッキリ着れる、だけどなー、これ以外には無いのかな。

「ピッタリです、ジーンズは伸びるから、穿いて良い感じに慣らして貰うといいですよ、穿いて自分好みにしてください。」

そうなの?変わってきてゆったりするの?私の思ったふんわりになるの?渦巻く疑問に心の中は『ホンマにか?』

次女を見ると「うん、お母さんにはそれくらいがいい、ジーンズ伸びるでな。」

それならと気合を入れて買って、自分用なので裾まで切ってしまった、自分が穿くんですもの。

そのジーンズがワードローブの奥にある、穿けるのは穿けるけど、皮膚の荒れが酷くなってからは、年に数回しか着用してない。

年に数回しか荒れが治らないのも問題だが、ジーンズもいい感じに伸びると言っていたのに伸びてない。

穿けてないけど、持っていたい、まるで推しへの片思いみたいで、何か気持ちが追い付いていない。

今日はそれをもう一度見つめて、『これは売る』と決めて宣言した。

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