コロナの後遺症は怖いらしいですよ
咳が出る、喉が痛い、熱が出る、と言えば、昔なら風邪ですかねが普通だったのだが、昨今ではインフルエンザなのかコロナなのかと疑心暗鬼になる。
コロナという病気を初めて知った時に、インフルエンザのちょっと酷い感じなのかなと考えていた。
それがあれよあれよと感染が広がって、亡くなる人も出て、これは大変な病気だと認識させられた。
私は子供の頃は気管支が弱くて、熱も週一で出していて(休みの日になると出た)それを考えると、ぜーったいにコロナには罹りたくないと思っていた。
私は予防接種の有効性をあまり信じて無いので、コロナワクチンの接種には消極的で、最終的に絶対にしなければならないという書き方をしている書類がきてからワクチン接種をした。
「これで移らんのかな?」と娘に言った。
「移るらしいよ、だけど酷くはならんのやて。」と返す。
何やて、移るんやったらしんかったら良かった、ワクチン接種の後遺症で酷い肌荒れと熱に苛まれてから考えていた。
コロナワクチンの接種で肌荒れが起るって、誰も教えてくれなかったから、後で肌荒れでヒリヒリしてしまった。
もうやだー、治らないじゃ無いか、コロナに罹っても悪くなりにくくするワクチンで、肌荒れが酷くなるって何なん。
なかなか肌荒れが治らないので、いつもの皮膚科に行って薬を貰う時に、先生に愚痴を吐いた。
「コロナワクチンの接種で熱は出るわ、肌荒れはするわで大変やったんですよ。」
先生が深く頷いて、話をする。
「それな、うちに来る患者さん全員言ってるわ、みーんな肌荒れが酷なって、薬下さいって言うとる、私も荒れやすいで、酷なったもん。」
そうなんや、皆肌荒れが酷くなるんや。
「肌荒れするって言って於いて貰ったら、先に薬貰いに来るのに。」まだ文句が言いたい私だ。
「それが人に依って違うらしいんよ、弱い所に出るんやって、肌が弱い人は肌やし、違う所が弱い人は違う所に出るらしいよ、大体ワクチンゆうても、なんやハッキリとは分からんやん、国が言うで接種はするけどさ。」
先生も言いたい事がたんまりありそうだが、次の患者さんも居るので、長居は無用だ。
薬を貰ってから、早々に帰って来てしまった、愚痴みたいなものだしね。
その時にはコロナに罹る事は無いと考えていたが、そうは問屋が卸さないのが病気である。
少し前に熱が出て、咳も出て、三女が数日前にコロナの診断をされて居たので、イヤイヤ病院に行った。
直ぐにコロナ感染の結果が出て、5日分だけ風邪の薬を貰って来た、コロナの薬は高いので風邪薬を出すらしい。
ある程度は治ったのだが、肌荒れと咳は薬を飲み終えても治らない、でももうあのお医者さんには掛かりたくないなと考えて次女に話した。
「市販の咳止め飲んだら?」咳があまりにも酷いので、彼女が買いに行ってくれた。
咳はほぼ直ったし、肌荒れはヘイリーヘイリー病なので、今の私は通常運行に為っている。
先日、引っ越して行った三女とLINEしていたら、『コロナから咳止まらん』と書いてある。
私は治ったから、『私は治ったよ』と書いて気付いた、そうだ咳止め飲んだんやった。
『市販の咳止め飲んだよ』後でそう返したら、『買ってくる』と返事が来た。
どうもコロナって病気は身体の弱い所に問題が出るみたいだ、(本当のところは知らんけど)最近の研究では脳にも問題が出る時が有るらしい。
最新の研究では新型コロナの後遺症で肺や心臓だけでなく、脳にも影響が及ぶと考えられているらしい。
人間の人格は大人に成るとほぼ確立して、成人してからは変わらないのが普通だ。
それがある種の疾患や事故などで損傷された場合は、変化することも有る、これがコロナ感染の後遺症で起るらしいのだ。
新型コロナが脳の損傷を引き起こしたり、炎症を起こして脳の細胞を減らす事態になる時が有るのが分かってきた。
人間の脳は未だに解らない部分が多い、実際人格が変わってきたからと言って、脳を開けてみる訳にはいかないのだからね。
そう考えると、今回コロナに感染して、風邪薬で治ったのは運が良いのかも知れない。
海外の研究では、肺や心臓の病気の他にうつ病や幻覚、パラノイア(妄想性障害)などが起ることが有るからだ。
それにしても、咳は未だに出るので、完全に治るにはまだ掛かるのかも知れない。
子供の頃に熱を出すのが多かった私も、病気には慣れが無いのだなーと感じて、出来たら病気にはなりたくないなと思っている。
後遺症とか脳の損傷とかの言葉が出ると怖いが、コロナでなくても可能性は在って、病気をしないってのは、本来ならとんでもなく幸運な事なんだろうなと感じた。
人間は自分では如何にも出来ない事が有って、子供の頃に病気がちだった私はそれが分かって居る。
まあ、分かって居るつもりだった、コロナ感染するまではね、今の所後遺症はなさそうだが、何時人格が変わらないとも限らない。
娘にはそんな事もあるよと言って置こう。
「お母さん、それは認知症やに。」とか言われそうだが。
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