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“コミュニティ”の新陳代謝

はじめに

※別の記事にも書くので簡単にしています。
街に関わりはじめた最初の主催イベントは自分の事務所を使った異業種交流会でした。
2012年から2015年までの約3年間、150回以上開催しましたが、思うところや事情があって、開催を5年ほど控えていました。
それを改めてやってみたところの“気づき”です。

そもそも“コミュニティ”ってなんだろう?

「コミュニティが大切」「コミュニティをつくらないと」・・・
まちの活動とか飲食店の運営などについても、関係者とかお客さんを指す言葉に“コミュニティ”という言葉があります。単なる一見さんでなく、その場や人に共鳴、共感して集う人たちのことだと私は考えています。

三省堂 大辞林 第三版 
コミュニティー 【community】
①人々が共同体意識を持って共同生活を営む一定の地域,およびその人々の集団。地域社会。共同体。

経験①3年間、異業種交流会を毎週やってみた

私の初めての“コミュニティ”の経験についてお話します。

2012年、街の活動を始めた当初、私に役割はありませんでした。
何ができるだろう・・・と考えた時、とても特徴のある事務所を借りていたこともあり、そこを使って週1回の異業種交流会を始めてみました。
最大入っても15名くらいの小さな場所に、飲み物を用意して。
それは、毎週木曜日の19時から23時までの「誰でも来て良い会」でした。
人が人を呼んだのでしょうか、150回以上開催してみて、誰も来なかった日は一回もありませんでした。(一人の日はありました・・・)
2年を過ぎる頃から少しずつ「顔ぶれがあまり変わらない」ことに違和感を感じ始めました。
気づいたら放っておけない性質からか、企画をしたり新しい人に声をかけたりもしましたが、固定化・膠着化してきたという感触はぬぐえず、事務所を引っ越したことや飲食店を始めたこともあり、交流会はお休みしていました。

注)コミュニティ自体が固定化することは必ずしも悪いこととは思っていません。今回は交流会という性質を考えたからです。

経験②5年ぶりに対話のイベントを開催してみた

この度、きっかけがあり「街を話題にした対話のイベント」を開催しました。
参加している顔ぶれには、以前の交流会に毎週のように来てくださっていた方、現在一緒に仕事をしている方、知ってはいるけど話したことのない方、友達・・・など、以前とは異なる感覚がありました。

参加者が固定化・膠着化していくようだった交流会から5年経って、熟成された“コミュニティ”は
・とても近い人 2割
・知っている人や付き合いが断続的にある人 5割
・知らない人 3割
というような内訳でした。

気づき

私自身のなかでは、以前の交流会の延長線上ではなかった今回のイベントでしたが、比較し、新しい気づきを得る機会となりました。

“コミュニティ”の運営に秘訣があるとしたら、「新しい人」や「知らない人」が入る『スキマ』なのかもしれません。
それは、私にとっては5年というブランクの時間、事務所の引っ越しによる「場」の違い、テーマ設定など、今回のいくつかが当てはまります。
この『スキマ』に新しい人が入りこめると、“コミュニティ”には新しい風がふくのだと思います。

とりとめのない話になってしまいましたが、最後までお読みいただきありがとうございました。
今後も、その時その時の気づきなども、素直に綴っていきたいと思います。

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