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亡国は以て復た存すべからず(処世哲学をもて)|12月3日

亡国は以て復た存すべからず(処世哲学をもて)

孫子を熟読すると、まるで今の日本の憲法のような人権尊重思想がうかがわれる。「怒りは以て喜びに復(かえ)るべく、慍りは以て悦びに復(かえ)るべきも、亡国は以て復(ま)た存すべからず。死者は以て復(ま)た生くべからず」をはじめ、作戦篇の軍事費、労役の国民への賦課、謀攻篇の国土の荒廃など戦争の害を述べ、それらはみな国民の生命、財産を脅かすものだ。だから戦争をやってはいけないとの考えである。

二千五百年前の封建の世に、なぜ現代のような人権思想のもとに、兵書を書いたのであろうか。理由は、当時の中国人に人間主義の思想が高揚していたからだ。その頂点が孔子の論語である。孔子と孫武は同時代の人であったから、孫武も人権思想の持主だったのだ。

孫子が「孫子の前に兵書なく孫子の後に兵書なし」といわれるのも、倫理に基づく処世哲学を根底に持つからだ。近江商人成功の秘訣も、確乎たる商人哲学(商人の本分は、商品を有るところから無いところへ持ってゆき、社会を豊かにすることで、利はそれに対する天の褒美)にあった。

12月3日、孫子一日一言の言葉です。

おはようございます。

処世哲学をもて。

孫子の言葉はとても深いものですね。

兵書なんですが哲学書でもある。

一時的でも一時的でないものにせよ怒りのような感情で戦争をしてはいけませんね。

戦ともななれば慎重にして回避する方法を模索する。

滅んだ国は戻らないし、死んだ人は生き返ることがない。

今日も一日がんばります。

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旭橋を愛する旭川市民です。名入れ印刷ばっかりする贈答品屋の(株)クボタ贈商とWEB販売の(株)ニムリスにて人生修行中です。旭川地域ポータルサイト「いいあさひかわ」もどうにかしたいっす。武士道の言葉「義、勇、仁、礼、誠、名誉、忠義」 が好きです。