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母の日が消えて思うこと


メタバースの学校、ニンジャ寺子屋をつくっています。 ”みんなでつくる、みんなの学校”であり、 授業から行事まで大人も子どもも関係なくつくっています。 学びたいことを学ぼう 教えたいことを教えよう 好きは学びの出発点です。子どもたちの”やってみたい”を 応援したい学校です。

母の日といえば、”お母さんの絵”とカーネションが定番なのですが、
子供たちが通っている保育園では”母の日”は消えました。

今日は、その背景から考える、みんながハッピーに
なる結果なんてなくて、そこは認め合いなのではないかという話です。

母の日がなくなった理由


母の日があることで、
お母さんがいない子は?
お母さんに感謝しないといけない空気感が耐えられない

そんな想いをしている人たちへの配慮なんです。
配慮することは、あってもいいと思います。

しかし、みんながOKと思える、イベントなんてありますか?
全方向に向けて、配慮ができることなんてありますか?

母の日はあくまでも、一つの例ですね。

何かを否定すれば、他の誰かを否定することになる


クレヨンしんちゃんのエプロンママは時代遅れだ!
女性ばかりが家事をするイメージを刷り込んでいるから、
そんな表現のアニメはなくなるべきだと主張する人がいます。

一方の考え方を尊重して文化が消えれば、
もう一方の考え方や立場は否定されます。


エプロンママを否定すれば、
専業主婦の否定に繋がりませんか?
いいじゃない、専業主婦がいたって、
バリバリに働くママがいたって。

保育園から、母の日が消えることで、
複雑な想いをする人を守ることができるけれど、
保育園でしか制作できなくて、
本当は”母の日”に何か作りたいと考えている子が
いたとしたら?そこは救えないんです。


全園児が嫌な想いをしない行事も制作もないんです。
母の日の絵、
描いても描かなくてもいい
そんな考え方ができたら、互いの立場を大切にできるのではないでしょうか。


メタバースの学校

ニンジャ寺子屋では、
互いの立場や考え方を尊重、みんないていい
そんな文化があると思います。

今、寺子屋生が
メタバースで文化祭をしようと、
演劇の練習をしています。

しかし、寺子屋生みんながやらなきゃいけない
訳ではありません。
リーダーは、キノコヤキニク君という子ですが、
彼は一度もみんなに、
「みんな、絶対に参加してください」
なんて一言も言いません。
人数が少ない時でも、
「やってください」
とは言いませんでした。

やらない、できないという子がいても、
みんな自然と認めています。
やりたい人がやればいいじゃん、
そんな空気感です。


劇の発表に向けて、毎日のように練習があるようですが、
そこは”決まり”ではありません。
練習をすることが決まっただけで
来なければいけない強制力はないんです。



文化祭は、clusterというアプリから
参加することができます。
スマホでもオッケ


ニンジャ寺子屋HP


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