さちこバナナ/ニンジャ寺子屋の記録

メタバースの学校つくって3年目、特別支援学校の先生、グレーゾーンの子ども育児中。

さちこバナナ/ニンジャ寺子屋の記録

メタバースの学校つくって3年目、特別支援学校の先生、グレーゾーンの子ども育児中。

最近の記事

親の目、保育園の目で子どもを観察

株を買う時にも、 家を買う時にも、 会社の組織を見る時にも、何でも物事を見る時には 鳥の目、魚の目が必要だとよく言われます。 それは子育てにおいても同じことです。 うちの子、変ですか? 保育園から、 うちの子が発達相談に見てもらったらいいんじゃないかと 言われて、うそでしょ?って思いました。 最近は、誰でもグレーゾーンにしたがる傾向にあるじゃん、 だから大丈夫でしょっと夫は言います。 特別支援の経験から、 集団から見る目(保育園の視点)も、 個を見る目(親の目)どち

    • 子どもと片付け①

      年長さんになると、 1年生が見えてきて、いろいろなことへの意欲が 吹き出しています。 一人部屋が欲しい!! 覚悟はしていたが、 手狭な我が家はどうやって、そんなスペースを 確保するんじゃい。 と、頭を抱えちゃいますね。 それでも親として、手狭ながらも確保してやろうかと 思考しています。 この際、一人空間を機に、 自分のものを自分で管理する習慣を 身につけて欲しいなと 思っています。 たまに、子どもと片付けというテーマで まとめていきます。 朝の支度と帰宅した後の導線

      • 勉強やらなくちゃダメですか??

        小さいうちから、 5分でも勉強の習慣をつけておくと、 大きくなっても、勉強する習慣が身についていれば、 苦労しない、習慣づけが大切だよ!! と、アドバイスを受けたことがあります。 その、アドバイスにモヤっとした私でした。 え?そんなに勉強ってしなくちゃいけないの? 親が、勉強することのレールを敷いてあげなくちゃいけないのか。 この前まで赤ちゃんだった息子も、 小学校入学という道が見えてきました。 周りは、小学校受験、そこまでしなくても 進○ゼミをやらせ始めたとか、塾に行

        • 感覚過敏を持つ息子に

          今日はメタバースやニンジャ寺子屋から離れて、 私の子育てのエピソードトークです。 <祭りで固まる息子に> おはやし、太鼓、威勢のいい掛け声 ワクワクするような響きも息子にとっては、 苦痛だったみたい。 楽しみにしていた子どもの山車の前で"いやだ"と動けない。妹は、おまちゅりいこーとせがむけれど、お兄は"行きたいけど、こわい"と足が動かない。 この街に住んでて、祭りがきらいなんて。。この街の風物詩なんだよ。。 私も、なんだったら担ぎたいくらい、祭りを楽しみたい。 だか

          みんな、いていいと言える学校をつくるために

          私は、特別支援学校で10年以上 教員をしてきました。 その経験の中で、障害者と健常者の世界が 分断されていることに いつも悲しさを感じてきました。 物理的、利便性、効率から考えると 仕方ないこともあります。 障害者という枠に入った彼らからは、 あきらめみたいなものを感じてきました。 ”うちら、みんなと違うから。。。” みんながフラットに関係をつくれる場所が欲しい 障害があってもなくても、 学校へ行っていなくても、 病気があってもなくても、 子どもが子どもらしく、 や

          みんな、いていいと言える学校をつくるために

          多様化のメリットを語る前に

          ニンジャ寺子屋は、 みんなでつくる、みんなの学校 障害のある人もない人も共に学び合う場所で あって欲しいと願っています。 10年前にこの思想を叫んでも、 ”絵に描いたもち”になるでしょう。 メタバースだから、できるかもしれない そんな風に考えています。 多様性を大切にするというのは 本当にコストのかかることです。 車椅子の人たちのためのバリアフリー トイレ、スロープ、手すりなど 現実には、たくさんのコストがかかります。 それでも、社会はコストをかけて みんなが過ごせる街

          多様化のメリットを語る前に

          小さき声の生きる主張

          10年以上、主に特別支援学校という 学校現場で働いてきました。 最近変わったなと感じるのが、 以前は気にも留められていなかった 配慮が生まれたことです。 例えば、性別です。 男子と女子と区別するのが当たり前だった ところから、いろんな価値観の人がいることを 想定した配慮をしつつあります。 当事者から見れば、まだまだ足りない! と、思われることもあると思うのですが それでも、そこに対する配慮をする必要がある という共通の認識に変わったというのは 社会の大きな変化です。

          インクルーシブ教育に必要なこと

          私が雑な性格なので、 他人様を雑ですねなんて、絶対に言いたくないのですが 一緒にすればいいだけのインクルーシブ教育には 疑問を感じています。 私はインクルーシブ教育になっていくことを望んでいます。 多くの学校が、さまざまな子どもたちを受け入れていこうと 模索しています。 相手を理解すること ここが一番難しく、 でも時間を割く必要のあることだと思います。 外国籍の子がいる保育園 うちの子どもが通う保育園は、 ハーフや外国籍の子どもも数名 一緒に生活しています。 英語の

          インクルーシブ教育に必要なこと

          行ってみなきゃ分からないで進む人

          先日、Ninja DAOのイベントで 水道橋まで行きました。 おそらく、10年ぶりくらいになるかと思います。 行ったことない場所ではないのに、 イベントの楽しみで行きたい気持ちとは別に 少し億劫な気持ちがありました。 その気持ちを分解してみました。 私は、新しい道が好きで行き当たりばったりを好む傾向に あることが自分で分析できました。 あなたは、新しい道を好むか それとも、来たことのある道を安心とするかどちらでしょうか? 自分を知ることは、 生きやすさにつながるのではない

          行ってみなきゃ分からないで進む人

          10年間、学校が変わらない理由

          私は10年以上、特別支援学校で働いてきました。 私の肌感では、学校は10年間ほぼ授業の中身は 変わっていません。 学校ごとで木工、農園芸、紙工などの作業班はありますが、 内容は10年前とほぼ変わっていません。 手順書や提示の仕方がデジタルに変わったことが 大きな変化です。 なぜ、変わらないのか 私は、産休と育休に入り、 子どもを保育園に預ける中で 社会との接点を持ち、 学校という場所だけが変わっていないことを実感しました。 たとえば、連絡帳やお便りは プリント配布がメ

          10年間、学校が変わらない理由

          自分で選べない子どもたち

          特別支援学校で働いています。 学校現場でよく出会うのが、 自分で選べない子どもたちです。 支援学校では、 選ばせる環境をつくっても 選べない子どもたちがいます。 誰かが選んでくれたものを良しとして いるようなところがあります。 もちろん、全員ではありませんが 自分の飲みたいジュースも 給食で何を食べたいかも選べないのです。 それは、障害ではなく 環境がそうさせていないか 気になっています。 選ぶ環境がない 今日は半袖か長袖のどちらを着るか。 ていねいに先生が、先回りし

          詐欺師のカモ

          投資について調べると 出てくる出てくる 資産が2倍になる銘柄はこれだ! 私は、〇〇で億り人になりました! 投資初心者でも始められる、投資術! これらが詐欺かどうかは分かりません。 親切で教えてくれている人もいるでしょう。 ひとつだけ言えることは 探している正解がありそうだから、 その情報の扉を開きたくなる。 でも、投資の答えなんてそれぞれでしかない。 答えは、自分で見つけるしかないし 参考にしてもよいが、 最終的には、 自分で考えて判断するしかない。 詐欺師にひっかか

          見られないところを磨く

          今までも、ちょこちょこ掃除をしたり 人を呼んだりする家なので まぁまぁ汚い家ではありません。 物は少なめ、子どもがいる割にはシンプルな我が家です。 それでも、 人には見られたくない物置と化した部屋、 見えてこないことにしてきた窓のさん、 端っこにカスがいっぱいある、冷蔵庫の野菜室 一気に綺麗にするのはしんどくなるのですが、 雑巾を真っ黒にして捨てる!ことを目標にして 少しずつ掃除に目を向けることにしました。 きっかけ なぜ、今まで見えてこないことにしてきた 場所を掃除

          生活と夢と現実

          今、きっと多くの人が生活に追われ 仕事に多くの時間を割いています。 1日の大半は、仕事ですよね。 自分の夢を考える時間なんてない! 勉強? 現実、無理じゃない? そんな風に考えるかつての私、 そして今同じ思いをしている人に伝えたい。 現実は甘くない。 でも、自分の夢を考える時間は人生において必要だよ。 その夢と向き合う時間が自分を豊かにしてくれます。 私は、2年前に仕事を辞めて 時間の大半が子育てになりました。 予定では、自分で小銭でも稼ぎながら スモールビジネスして

          立ち止まる勇気

          ニンジャ寺子屋の中で、 何もできない、迷惑かけてしまっている自分に 無力感を感じていました。 自分はニンジャ寺子屋で何ができるのだろうか。 1年前はあんなに元気に走り回っていたのに。 たびたび体調を壊す子どもたち、 通院、保育園、支援センター、療育センターを 駆け回る日々、 子ども育てるだけで精一杯 になっていました。 さらに、先日父が亡くなりました。 父が残してくれたものと向き合う 時間も必要になりました。 もう、何もかもに白旗をあげざるを得ない 状態になりました。

          子どものSOSに気づくのは、NOを受け止める

          ニンジャ寺子屋をつくりたい!! 活動し始めたのは、まだ息子は2歳、下の子は乳飲子の頃でした。 おんぶして、メタバースでお話ししていました。 2歳と0歳の我が子たちは、4年後 近所の〇〇小学校に通うことになるのかぁと 思いつつ、これしか選択肢がないことに がっかりしました。 と言ったら”不登校の子ども”になってしまうのです。 ただただ、”学校”が合わないだけなのに、です。 一見、子どものわがままに思えてしまうことも、 実は、SOSになっていることもあります。 保育園に

          子どものSOSに気づくのは、NOを受け止める