見出し画像

あなたのためという、余計なお世話


メタバースの学校、ニンジャ寺子屋をつくっています。 ”みんなでつくる、みんなの学校”であり、 授業から行事まで大人も子どもも関係なくつくっています。 学びたいことを学ぼう 教えたいことを教えよう 好きは学びの出発点です。子どもたちの”やってみたい”を 応援したい学校です。

相手を思うが故の余計なお世話を考えます。

障害者のための施設を作ったとします。
誰かのためは、誰が使うかを限定させます。
誰が使うか限定することで安心して利用できる点も大きいです。
しかし、同時に他の誰かは入れないので自然と孤立してしまうとも
言えるのです。

相手のため!!と考えて、奉仕することは
果たして本当に相手のためなのか

という話です。

不妊治療の人たちのためのコミュニティ

不妊治療をしている人が、
不妊治療をしている人たち同士で本音を語り合える
コミュニティを作ったとします。

私も実際に参加したことがあります。

誰にも言えないような悩みを共有できるので
心がすっきりした経験があります。
病院のあれこれも聞けて、勉強になりました。

しかし、同時に次々と妊娠していくメンバーに
喜びたいけれど喜べない感情も起こりました。
自然なことです。

自分が妊娠をしたら?と考えた時に同じことが
起こると考えて距離をとりました。

不妊治療している人たちのためのコミュニティは、
ずっと不妊治療している人たちで集うことになるのです。


子どものための施設

子どもを出産し、私もずっとずっと憧れていた
”子育て広場”デビューと喜んでいました。

お母さんとして、子育てというコミュニティ
に入れた喜びですね。


赤ちゃんがたくさんいて、
エプロンをつけたおばちゃんがたくさんいて、
「何か困っていることありませんか?」
とにこやかに声をかけてくる雰囲気でした。

和やかなやさしい雰囲気が流れていました。
おもちゃもたくさんあるし、
ママ情報の共有もできます。

どこにも嫌がる要素はないのに、
私は自然と行きたくない場所になりました。

それは、ママと赤ちゃんのためのフリースペースに
見えてそれ以外の人たちは入りにくい雰囲気だったことです。

そして支援員のにこやかに、”あなたのために何かします”
が私には重たく感じてしまいました。
何かしてもらわないといけない??
相談しなきゃだめ??
になってしまったのです。

誰かのためを思う行動は、受け取り側次第で重たくなるんですよね。
子育てサロン、
不妊治療をしている人たちのためのコミュニティ
どちらも構造が似ていてます。


じゃあ、他人に何もするな?

相手を思うが故の行動が
時として重たいなら、相手に何もできなくなります。

私はむしろ、お節介大好きだし、
お節介おばちゃんです。
時に相手に重たいことをしているかもしれません。

ニンジャ寺子屋の子どもたちが
メタバース文化祭を作っています。
彼らの面白いところは、
誰かのためにやっていないことなんです。

結果的にお客を喜ばせたいし、
楽しませたいと思っているとは思います。
でも、練習も含めて自分達が何より楽しんでいるんです。

自分達が楽しんで、結果としてお客さんも喜んでもらたら
嬉しいなと考えているのだと思います。

そうすると、受け取る側は楽なんです。
見に行くか、行かないか自分次第なんです。
楽しんでいる子どもたちを見て、
自分達も何か楽しい気持ちになりたい人たちが
来るのです。


clusterというアプリをDL



相手をためと考えてする行動は
受け取る相手のためにならなかったり、
重たくなったりします。

相手のためとは言いながらも自分のためにご機嫌に行動して、
結果的に誰かが楽しんでくれたらいいな

くらいのきもちが相手に対しても、
求めることはなくなるのでいい関係になりやすいのかなと感じます。

ニンジャ寺子屋HP



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?