さちこバナナ/ニンジャ寺子屋の記録

メタバースの学校つくって3年目、特別支援学校の先生、グレーゾーンの子ども育児中。

さちこバナナ/ニンジャ寺子屋の記録

メタバースの学校つくって3年目、特別支援学校の先生、グレーゾーンの子ども育児中。

最近の記事

7時間、甲板で過ごした(席なし)家族旅行

先日、伊豆諸島の新島に家族旅行に出かけました。 真夏の甲板で7時間を過ごし、家族4人で乗り越えて 無事に帰ってきました。 もちろん、過酷な状況ではあったけれど 不貞腐れて寝るも7時間 パーティで楽しく過ごすも7時間 人生も同じ。今ある環境を、 嘆いて、愚痴をこぼして過ごすも人生、 笑って、いかに楽しくなるか過ごすも人生 自分はどっちの人生を歩きたいか。 そんなことを考えさせられた旅行でした。 台風直撃 台風に重なり、海や温泉、景色は楽しめたものの 台風から逃げるように

    • プールまで「いや」と言われて

      グレーゾーンの息子との夏 ちょっとしたことでつまづく。 プールに行こうと言ったら 「行きたくない」から始まる 子どもって、水遊びなんて無条件で 飛んでのってくると思ってた。 博物館に行こうか〜 「行かない」 いけないなぁとは思いながらも 「レストランでごはん食べようかな〜」 と釣っても、 「レストランは行きたいけれど、 博物館はいや」 もはや、「・・・・。」 だからといって、ずっと家にいられない。 自然遊びが大好きな私にとって、 海も川もプールも行きたくないと言う 息

      • 気管支炎の子どもを抱っこしながら考えたこと

        ケホンケホンする子どもの背中を ずっとさすって「しんどいね〜」「大丈夫だよ〜」 抱っこやトントン、 子どもの要望にへいへいと と寄り添う夜中のこと。 気管支が弱く、風邪をひけば気管支炎 悪化すれば、入院してきたうちの子どもたちです。 眠れぬ夜はもう何度もありました。 子どもがなんとか寝落ちしても 陥没呼吸になっていないか? 胸に耳を当て、呼吸の音おかしくないか? 確かめ続ける夜中のこと。 ちょっと頑張らせすぎてしまったかな? 体、冷やしちゃったかな? 明日のスケジュー

        • 水の事故から子どもを守りたいから

          夏になれば、必ず耳にするのが水の事故です。 いかに子どもを守っていくか、 親と一緒のうちに、一緒に遊ぶと私は考えています。 暑いから、子どもたちだけで水は危険だからと 遠ざけていたら、子どもはその世界を知ることができなくなります。 子どもの頃は、暑いと言いながら、毎日プールに行き 帰りにアイス食べて、虫とって、 あとは、扇風機の前でだらだら過ごすことが 日課だった私には、冷房の中だけで過ごす生活は 少し豊かでない気がします。 子どもたちには、夏こそ飛び回って遊んで欲しい

        7時間、甲板で過ごした(席なし)家族旅行

          親の目、保育園の目で子どもを観察

          株を買う時にも、 家を買う時にも、 会社の組織を見る時にも、何でも物事を見る時には 鳥の目、魚の目が必要だとよく言われます。 それは子育てにおいても同じことです。 うちの子、変ですか? 保育園から、 うちの子が発達相談に見てもらったらいいんじゃないかと 言われて、うそでしょ?って思いました。 最近は、誰でもグレーゾーンにしたがる傾向にあるじゃん、 だから大丈夫でしょっと夫は言います。 特別支援の経験から、 集団から見る目(保育園の視点)も、 個を見る目(親の目)どち

          親の目、保育園の目で子どもを観察

          子どもと片付け①

          年長さんになると、 1年生が見えてきて、いろいろなことへの意欲が 吹き出しています。 一人部屋が欲しい!! 覚悟はしていたが、 手狭な我が家はどうやって、そんなスペースを 確保するんじゃい。 と、頭を抱えちゃいますね。 それでも親として、手狭ながらも確保してやろうかと 思考しています。 この際、一人空間を機に、 自分のものを自分で管理する習慣を 身につけて欲しいなと 思っています。 たまに、子どもと片付けというテーマで まとめていきます。 朝の支度と帰宅した後の導線

          勉強やらなくちゃダメですか??

          小さいうちから、 5分でも勉強の習慣をつけておくと、 大きくなっても、勉強する習慣が身についていれば、 苦労しない、習慣づけが大切だよ!! と、アドバイスを受けたことがあります。 その、アドバイスにモヤっとした私でした。 え?そんなに勉強ってしなくちゃいけないの? 親が、勉強することのレールを敷いてあげなくちゃいけないのか。 この前まで赤ちゃんだった息子も、 小学校入学という道が見えてきました。 周りは、小学校受験、そこまでしなくても 進○ゼミをやらせ始めたとか、塾に行

          勉強やらなくちゃダメですか??

          感覚過敏を持つ息子に

          今日はメタバースやニンジャ寺子屋から離れて、 私の子育てのエピソードトークです。 <祭りで固まる息子に> おはやし、太鼓、威勢のいい掛け声 ワクワクするような響きも息子にとっては、 苦痛だったみたい。 楽しみにしていた子どもの山車の前で"いやだ"と動けない。妹は、おまちゅりいこーとせがむけれど、お兄は"行きたいけど、こわい"と足が動かない。 この街に住んでて、祭りがきらいなんて。。この街の風物詩なんだよ。。 私も、なんだったら担ぎたいくらい、祭りを楽しみたい。 だか

          みんな、いていいと言える学校をつくるために

          私は、特別支援学校で10年以上 教員をしてきました。 その経験の中で、障害者と健常者の世界が 分断されていることに いつも悲しさを感じてきました。 物理的、利便性、効率から考えると 仕方ないこともあります。 障害者という枠に入った彼らからは、 あきらめみたいなものを感じてきました。 ”うちら、みんなと違うから。。。” みんながフラットに関係をつくれる場所が欲しい 障害があってもなくても、 学校へ行っていなくても、 病気があってもなくても、 子どもが子どもらしく、 や

          みんな、いていいと言える学校をつくるために

          多様化のメリットを語る前に

          ニンジャ寺子屋は、 みんなでつくる、みんなの学校 障害のある人もない人も共に学び合う場所で あって欲しいと願っています。 10年前にこの思想を叫んでも、 ”絵に描いたもち”になるでしょう。 メタバースだから、できるかもしれない そんな風に考えています。 多様性を大切にするというのは 本当にコストのかかることです。 車椅子の人たちのためのバリアフリー トイレ、スロープ、手すりなど 現実には、たくさんのコストがかかります。 それでも、社会はコストをかけて みんなが過ごせる街

          小さき声の生きる主張

          10年以上、主に特別支援学校という 学校現場で働いてきました。 最近変わったなと感じるのが、 以前は気にも留められていなかった 配慮が生まれたことです。 例えば、性別です。 男子と女子と区別するのが当たり前だった ところから、いろんな価値観の人がいることを 想定した配慮をしつつあります。 当事者から見れば、まだまだ足りない! と、思われることもあると思うのですが それでも、そこに対する配慮をする必要がある という共通の認識に変わったというのは 社会の大きな変化です。

          インクルーシブ教育に必要なこと

          私が雑な性格なので、 他人様を雑ですねなんて、絶対に言いたくないのですが 一緒にすればいいだけのインクルーシブ教育には 疑問を感じています。 私はインクルーシブ教育になっていくことを望んでいます。 多くの学校が、さまざまな子どもたちを受け入れていこうと 模索しています。 相手を理解すること ここが一番難しく、 でも時間を割く必要のあることだと思います。 外国籍の子がいる保育園 うちの子どもが通う保育園は、 ハーフや外国籍の子どもも数名 一緒に生活しています。 英語の

          インクルーシブ教育に必要なこと

          行ってみなきゃ分からないで進む人

          先日、Ninja DAOのイベントで 水道橋まで行きました。 おそらく、10年ぶりくらいになるかと思います。 行ったことない場所ではないのに、 イベントの楽しみで行きたい気持ちとは別に 少し億劫な気持ちがありました。 その気持ちを分解してみました。 私は、新しい道が好きで行き当たりばったりを好む傾向に あることが自分で分析できました。 あなたは、新しい道を好むか それとも、来たことのある道を安心とするかどちらでしょうか? 自分を知ることは、 生きやすさにつながるのではない

          行ってみなきゃ分からないで進む人

          10年間、学校が変わらない理由

          私は10年以上、特別支援学校で働いてきました。 私の肌感では、学校は10年間ほぼ授業の中身は 変わっていません。 学校ごとで木工、農園芸、紙工などの作業班はありますが、 内容は10年前とほぼ変わっていません。 手順書や提示の仕方がデジタルに変わったことが 大きな変化です。 なぜ、変わらないのか 私は、産休と育休に入り、 子どもを保育園に預ける中で 社会との接点を持ち、 学校という場所だけが変わっていないことを実感しました。 たとえば、連絡帳やお便りは プリント配布がメ

          10年間、学校が変わらない理由

          自分で選べない子どもたち

          特別支援学校で働いています。 学校現場でよく出会うのが、 自分で選べない子どもたちです。 支援学校では、 選ばせる環境をつくっても 選べない子どもたちがいます。 誰かが選んでくれたものを良しとして いるようなところがあります。 もちろん、全員ではありませんが 自分の飲みたいジュースも 給食で何を食べたいかも選べないのです。 それは、障害ではなく 環境がそうさせていないか 気になっています。 選ぶ環境がない 今日は半袖か長袖のどちらを着るか。 ていねいに先生が、先回りし

          詐欺師のカモ

          投資について調べると 出てくる出てくる 資産が2倍になる銘柄はこれだ! 私は、〇〇で億り人になりました! 投資初心者でも始められる、投資術! これらが詐欺かどうかは分かりません。 親切で教えてくれている人もいるでしょう。 ひとつだけ言えることは 探している正解がありそうだから、 その情報の扉を開きたくなる。 でも、投資の答えなんてそれぞれでしかない。 答えは、自分で見つけるしかないし 参考にしてもよいが、 最終的には、 自分で考えて判断するしかない。 詐欺師にひっかか