西岡幸子@起業&複業家←外資系メーカーグループリーダー
ストレングスファインダー®の診断を受けた後によくある質問をまとめてみました②(資質の優劣、理解した後どうするの?下位資質との向き合い方、性格との違い)
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ストレングスファインダー®の診断を受けた後によくある質問をまとめてみました②(資質の優劣、理解した後どうするの?下位資質との向き合い方、性格との違い)

こんにちは。Gallup認定ストレングスコーチのさちこです。

まだまだ、ワークショップで寄せられた質問が山積みなので、今日はその第2弾noteです。どんどん行きます!

6.資質のなかで優劣ってありますか?

質問⑥
● 上位資質に対して全体的に「当たり障りのない」印象というか、「この類の資質なんて、誰でも持っているのでは?」と感じてしまっています。「自分特有の強み」という受け止め方が正直なところあまりできていません。どうとらえてやればいいでしょうか?
● 資質になにかランク付けのようなものはあるのでしょうか?

ワークショップ内でも、必ず触れる7か条がありますが、その1番目にお伝えしているのが、「資質は中立。34どの資質も素晴らしい!優劣はない!」というのがあります。まず、資質に優劣はありません。

私もあまり思考力関連の資質がなく、実行力・影響力の資質ばかりで、「無駄に動いて非効率だな。戦略性とか分析思考とか欲しいな」と思っていました。でも、よくよく自分のこれまでの経験を見ていくと、柄にもなくじっくり作戦を立てるよりか、試行錯誤であっても実行したり影響を与えていくことで、いつも物事を進めて来ていて、それによって成功にむかっていたことに気が付きました。どれも、素晴らしい資質たちなのです。

そして、先のnoteの質問②の回答でお答えしたように、「資質ー特徴ー経験」の紐づけ作業をして、身近な人に共有してみてください。
上位の資質は、自分の普段の何気ない思考・言動・行動・経験のパターンを表したものです。ご自身が無意識でしているがために、「当たり障りのない」という印象を持っていることがよくあります。私がワークショップや1:1コーチングをして、必ず皆さんがおっしゃるのが、

「みんな、だれもがそんな風に考えている・感じていると思っていた」
「だれでも、そういうことをやるものだと思っていた」

ということです。なぜなら、これまではそんな資質を表す言葉を持っていなかったから、周りと違いを確認することができなかったのです。
そこさえわかると、ご自身がこれまでの経験で周りから評価されたり、感謝されたりしてきたことがもっと見えてくるはずです。

7.上位の資質の理解はできました。じゃあ次はどうしたらいいのでしょうか?

質問⑦
● 自分の資質をより強化して、自信につなげていくために、今の自分にできることがあればアドバイスいただきたいです。
● 資質をより生かすためにはどうしたらよいかでしょうか?磨き鍛えるためにはどのようにしたら良いですか?

「資質ー特徴ー経験」の紐づけ作業が終わったら、少しずつご自身の資質がうまく機能していた時のパターンが見えてきたと思います。そのパターンやコーチからのアドバイス、資質についての仲間との会話や学びの共有を通して得たヒントを、これから対応していく業務、プロジェクト、また日常生活において、意識して実践していってみてください。「意識して」というところが最も重要になってきます。
これまでは「無意識で」していたことを「意識して」することで、うまく機能するように「仕掛けて」いくのです。こうすることで、これまでは試行錯誤しながらたどり着いていたり、ごくたまにしかうまくできていなかったことが、ぐんと確率を上げて達成していくことができるのです。

また、私の旦那の話になりますが、彼の5位は「内省」です。
内省について少し紹介すると、

内省(Intellection)
● 考えることが好き。頭脳活動を好む。
● 自分自身にいろいろな質問を投げ掛け、自分でそれぞれの回答がどうであるかを検討するのが好き。
● 自分の中でじっくり考えることで、自分の考えや物事の結論を導き出すことが得意
● 一人の時間が好き。本を読むことが好きな人が多い。

(ちなみに私はコミュニケーションと活発性が上位なので、しゃべりながら導いていくのが得意な人です)

これまでは、彼と話をする時は、私はすぐに反応が欲しいので「今の話、どう思う?」と聞いても、いつも返ってくる返事は、ちょっと的外れだったり、単なる相槌ちだったりしていて、こちらはすごく不愉快な気持ちになっていました
一方、旦那が小学校のPTA会長をしていた時の卒業式の祝辞は、時間をかけ、じっくりと考え練り上げ、紙に書いて話した内容は保護者の方だけではなく、参加していた他の学年の先生方の心も打つすごく素敵なメッセージでした
まさに推敲を重ね、会話でのコミュニケーションではなく文字でのコミュニケーションで力を発揮する「内省」のなせる技です。
資質から、特徴を理解し、この経験を紐づけてからは、彼には意見をすぐには求めず、できればLINEなど文字でもらうようにしています。そうすることで、熟考し、文字に変換して練り直すことができるので、これまでとは全く違う的確な返事をしてくれるようになりました。

「無意識の意識化」をしていく作業は、一人ではこれまた難しいものです。身近な人と資質についての会話をすることが一番の近道です。もし、そういう機会が難しい場合は、企画しているワークショップ・コーチング・サロンを有効的に活用してください。

8.下位に出てきている資質の捉え方、どうしたらいい?

質問⑧
● 下位に出てきている資質は、もう自分に才能はないとあきらめるしかないのでしょうか?
● 強みに鍛えるには「才能」「投資」「愛」が必要だと理解しました。「愛」は大きくても「才能」がなければ「投資」がすごく必要ということでよいですか?
● 下位にある資質は、できないわけではなくて、上位のもののほうが「得意」ってことであってますか?
● 下位の資質を強化することと、上位資質を活用することのバランスをどう考えるべきでしょうか?

質問で特によく聞かれるのが、「下位との付き合い方」です。かくいう私も、初めての診断で、論理的なイメージのある戦略性や分析思考が上位にないことにショックを受けました。(リケジョ、開発に携わり、日々ロジカルシンキングで仕事をしてきていたと思っていたので)

前提としてお伝えしたいなと思っていることが、以前のnoteの質問①でも書いたように、ストレングスファインダー®はポジティブ心理学の観点からみなさんが持つ才能を測定するツールである、ということです。つまり、まずご自身が持っている優れた点に目を向けて、そこを鍛えることでパフォーマンスを上げていくことための診断ツールだという事を頭に入れておいてほしいなと思います。簡易版診断で上位5つだけしかあえて結果を公表しないのは、自身でも認識していない優れた点をまず知ってほしいという事と、34資質すべてのランキングを手にした時、人はどうしてもできている点ではなく、できていない点に目が行き、どうすれば上位にできるかと考えてしまうからです。

この前提を理解してもらったうえで、お答えすると、下位資質だから、単純にあきらめる・切り捨てる・他人に任せるのではなく、これまでの経験やご自身の資質の特徴から、どう上位資質を機能させて下位資質に関わる事柄が取り組めるかを考えてみてほしいなと思います。

参考までに、私の例を紹介します。
私のキャリアを支えてくれたストレングスファインダー®の認定コーチとなり、周りからのニーズも耳に入っていたことから、これからはストレングスコーチとしてのキャリアを築いていきたい!と決意しましたが、どうやって事業という形にしていけばいいのか一人では描くことができませんでした(戦略性32位)
そこで私がとった行動は、以下のような感じです。

①起業家・先輩・友人に会ったり、相談会・交流会に行って相談に乗ってもらったり、色々な情報を収集する
(社交性6位、コミュニケーション3位)

②その方たちのお話からヒントをもらい、自分が深めたいと思うことについて本や講座に出向いて学ぶ(学習欲4位)

③それと並行して「まず、やってみよう!」と身近な人に向けたワークショップを繰り返し実施して、リアルに反応を学ぶ
(活発性7位、アレンジ8位、学習欲4位)

④①~③をしながら、自分がこのキャリアを通して成し遂げたいこと(Purpose/Mission)を詰めていき、それを実現するためのより良い仕組みをパズルのように組み合わせて戦略を固めていく
(自分の価値・大切にしたいこと*+最上志向1位、アレンジ8位)
*質問⑩を参考

結果として、私が思い描いていた戦略を描くことができました。どのステップも、心躍るように楽しく、「戦略を作るぞ!」と達成欲も相まって、①~④を経て、事業計画という形に落とし込むのに3~4カ月でできました。(これが早いのか遅いのかはわかりませんが)

仕事や家事育児など、チームで取り組むようなときは、上記に書いたことに加えて、自分にはない相手の上位資質を活用して取り組んでいくのがいいかなと思います。相手の資質から出たアドバイスが、ご自身の上位資質を機能させるトリガーになることもしばしばあります。
ワークショップで触れる7か条の6番目でもある「お互い違うからこそ、相手を必要とする」がまさにこのことです。

最後に、以下のGallupのYoutubeもわかりやすく説明してくれています。ぜひ一度見てみてもらえれば、より理解が深まるかなと思います。

9.上位に出てきていない資質・欲しい資質を上げる方法はありますか?

質問⑨
● 6位以下で自分がより強化したい項目があった場合、どのように強化したい項目と向き合い伸ばしていけばよいのでしょうか?
● 上位にはない他の資質を強めることはできるますか?他の資質を強めるよりもTOP5(~10)の資質を強化したほうが良いのでしょうか?
● 自分の中のストレングスファインダーは変えたいと思ったら変えられるのか?
● 下位資質を引き上げられる可能性はありますか?考えないほうが良いですか?

質問8と少しかぶるところがあるかもしれませんが、結論から言うと、「下位をどうにかしよう」というようにはあまり考えない方がいいかなと思います。利き腕ではない手で達筆になることを目指しているようなものです。おそらく「戦略」や「責任」など資質の言葉そのものにとらわれているのではないかなと思います。質問8で紹介した私の実例のように、自分がもっているどの上位資質を活かしてどういう方法で自分がありたい状態・達成したい目標に到達すればいいかという視点から考えてもらうと、自分らしい方法が見つかるのではないかなと思います。
繰り返しになりますが、まず上位資質に目を向けて、「資質ー特徴ー経験」のサンプルストックをたくさん作ってみてください。うまくいかなかった失敗サンプルも少しは必要ですが、まず、大小関わらず成功体験のサンプルから作っていくことをお勧めします。

とはいうものの、慣れないとなかなか自分一人では、成功体験に気が付きにくいかと思います。なぜなら、才能は「無意識にしてしまう考え方、感じ方、行動の繰り返しパターン」なので、自分で気づいていないことが多いからです。もしお近くに、ストレングスファインダー®の診断を受け、その結果の正しい見方を知っている方がいるのであれば、その方と資質を交えた会話をすることをお勧めします。そういう環境がない方は、認定ストレングスコーチの方のワークショップや1:1コーチングなどで、その気づきやアドバイスをもらう機会をぜひ探してみてほしいなと思います。そういう意味で、私のワークショップやコーチングを活用することも考えてみてほしいなと思います。

10.資質は、生まれつきのものか、経験から学んでいることか、どちらでしょうか。性格との違いを教えてください

質問⑩
● 資質は、生まれつきのものか、経験から学んでいることか、どちらでしょうか。
● 自分の得意なことや性格との違いを教えていただけたら嬉しいです

ストレングスファインダー®では、才能や資質は「無意識にしてしまう考え方、感じ方、行動の繰り返しパターン・分類」と定義づけています。
潜在的なもので、子どもの頃からの経験・体験により培われているものです。資質はあくまでも持っているツールであり、その人の性格そのものを表してはいません。ですが、ご自身が大切にしていることや価値観に大きく関わっているのも事実です。私の見解としてお話すると、ご自身の中でこんなイメージでみてみたらわかりやすいかなと思います。

①OS的なもの
自分の大切なもの・価値観にちかいような感じ。思考・行動の根底で常にあるというイメージ

②アンテナ的なもの
何か感じたり、考えたり、心が動いたりするときに、よく使われているなと感じるもの

③アプリ的なもの
いざ行動に移す、深く掘り下げて考えたり調べたりしてみる、相手と関わってみるなど、なにかアクションを起こすときによく使われているなと感じるもの

1つ注意点は、はっきりとこの3つに分かれるという事を言いたいのではありません。どれか1つ、2つかもしれないですし、状況によって同じ資質でも①から②になったりすることはあると思います。
あくまでも、資質はツールです。なので、こういう風に分けてみてみることで、より自分の上位資質の活かし方が体系的に理解できるのではないかなと思っています。
そしてなにより、忘れてほしくないのが、ワークショップで触れる7か条の3番目「資質はレッテルではない。自分・人を見ること」を忘れないでください。

私の意見としては、まず真ん中にご自身の大切にしたいこと・価値があり、それを起点として1)性格や、2)好きなこと・得意なこと、そして3)才能や資質があると考えています。そして、この1), 2), 3)もそれぞれが密接に絡み合っている、そんな風にとらえています。

参考までに、私のストレングスコーチとしての自己紹介スライドを紹介します。私の得意な「人のいい所を見つける」「前向き」は、「最上志向」「個別化」「ポジティブ」がよく表れているなと思いますし、私が大切にしている「誠実」「信頼」「プロ」「挑戦」「違い」は「責任感」や「最上志向」「活発性」「個別化」だなと思っています。
「笑顔」「感謝」「謙虚」は資質とつなげるというより、わたし自身かなととらえています。
資質という言葉を手にした今だからこそ、自身のメタ認知のためにも、一度、棚卸をしてみると、自分自身を見直し、これからのキャリア・働き方を見つめなおすきっかけになるのではないかなと思っています。

キャプチャ_self introduction

気になりますよね、下位の資質。少しは、捉え方・向き合い方の参考になれば幸いです。
次回は、寄せられた質問にデータを交えて回答していく予定です。


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西岡幸子@起業&複業家←外資系メーカーグループリーダー
40代は挑戦したくて、P&G技術開発系グループリーダーからキャリアシフト。大手英会話スクール講師・ストレングスファインダー®強み開発コンサルタント「Awesome!」・共働き家族のコミュニティ「こ・ねくすと」代表。リケジョ。神戸在住。子どもは中学生&高専生。