見出し画像

東京パークガーデンアワード@代々木公園~秋の楽しみ

こんにちは。現代に生きる私たちにとって、「庭は自然への入り口」ともいえそうです。わたしは何か考えたいことがあったり、ストレスを感じている時は、いざ!身近な自然に出かけるのが日常。

中でも花が咲くガーデンを見たり触れたりすることは、雑木林や森とも違った軽やかな気持ちになれる、「やさしい自然に触れること」と感じています。

さて、代々木公園で、秋のガーデン盛りを迎えている今日、春や夏とも違った、深みのある秋色ガーデンを楽しんできました。

「持続可能なロングライフ、ローメンテナンスガーデン」がテーマの、東京パークガーデンアワード(東京都公園協会)で入選された、5名の方々がデザインしたガーデンを勉強と生きがいを兼ねて💓時折見に行くのを楽しみにしています。

犬連れの方や、保育園の子たちなど、いろんな人たちが秋のガーデンや自然を楽しんでいましたよ。

「持続可能なガーデン」ってなあに?


花の苗は、大きく分けると2種類の咲き方があります。毎年種を蒔いて時期が来ると終わりを迎える「一年草(いちねんそう)」と、一度植えると翌年以降も時期が来ると花が咲く「宿根草(しゅっこんそう)や球根」の2種類です。

つまり、宿根草や球根が多いガーデンは、毎年咲いてくれて、毎年苗が大きくなったり、増えたりして持続可能、少ないメンテナンスで済むということでもありますよね。

植物から植物へ、花粉を運ぶ蝶やミツバチがいるからこそ、自然は育まれて成り立っています。

すぐそこは原宿という都心でも、こんなに花を求めて蝶やミツバチがたくさん活躍しているって、なんて貴重な空間なんだろう!どこにこんなにいたんですか?と思うくらい。

蝶やミツバチや昆虫たちがやってくる環境をつくることが未来に向けた「持続可能」な環境づくりのスタートになります😊


蝶は・・・蜜に夢中です

アオスジアゲハが優雅な曲線を描いて、ひらひら舞う様子を見るのは、人生の小さな喜びの瞬間といっても過言ではないと思います。

わたしがスマホで写真を撮ろうと思って少しづつ近づいて行っても、蝶は蜜に夢中になっていて、あまり気にしていない様子でした。

ターコイズブルーのきれいな羽は宝石のようです。こんな羽をデザインした自然界の力に感服です。

蝶が舞い、ミツバチが花にやってくる様子を見るだけで(アラフィフも)子どものような気持ちになって、心がふわっと軽くなりました。

あらっ、小さな蝶がスマホで写真を撮ろうと構えるわたしの指にも止まってくれて。それはそれは、うれしかったです。



「HARAJUKU 球ガーデン」の平間 淳子さん

縦に長いガーデンを奥に進んで行くと、「球(きゅう)ガーデン」をデザインされた、平間淳子さんがガーデンの手入れをしていらっしゃったので、短い時間でしたがお話しをうかがえてうれしかったです✨ありがとうございました!

「まるい球のような花」をテーマにしたガーデン。このコンセプトは、他の人とは違うものを、と考えていた時に、閃いたのだそうです。そういったきっかけの話に引き込まれました!

まるい形は「和や輪」を感じさせて心理的にも、ほっとしたり優しい気持ちになります。そして、花びらが落ちた後の姿(シードヘッド)もまるくて可愛らしかったです。

そして、平間さんのガーデンは野原で自然に芽吹いたような、ナチュラさが大きな特徴でした。それもどこかほっこりした気持ちになりました😊


タンポポの一種とうかがいました。思いがけない色が出てきたそうで、なんてたのしい!写真は紅色ですが、オレンジや濃いピンクなど多彩な色合いがたくさんあって、おもしろかったなあ。


確かに綿毛を見ると、タンポポの仲間だとよくわかりますね~

ナチュラルな球ガーデンにすっぽり溶け込むように、黄色いダリアの手入れをされる平間さん。もう、ここが代々木とは思えず、自然豊かな土地と錯覚しそうです。


まるくて華やかな秋のダリアにも、ミツバチがたくさんやってきていましたよ。

「きれいだねえー」と言ってガーデンをみていた方。思わずさわってみたくなる、まあるいダリア。その気持ちわかりますぅ

球、球、秋色の球がうつくしい。どうして秋の植物は、秋にぴったりの深みのある色になるのだろう。
洋服などの秋色って、自然界の色から四季を感じるように真似たんですかね、、、

球ガーデンに、アゲハ蝶もやってきました😊


きょうは自転車で代々木公園に行きました。日差しの関係でオール影のMy写真で失礼します😊

最近花は、日本の在来種に関心が向いていました。ここに来ると、それはそれとして、在来でも外来でも、きれいなものは、きれいで、蝶もミツバチもこんなにイキイキしている。それにここは国際色豊かな代々木公園。いろんなものがあっていいのだ。とあらためて心で深く納得しました。


「ランドスケープを勉強していて、すごく関心があるんです」と自己紹介させていただくと、平間さんからは、「来年、応募してみたら?」と思いがけないアドバイスをいただきました✨

応募というチャンスは誰にも平等なので、そううかがって、そういうこともできるかもしれないなあ、と、ひとつ選択肢が生まれました。

なにかと物怖じしそうになると「何事も行動から始まることを心に刻め!」と、自分に言い聞かせるようにしているんですよ。


代々木公園の東京ガーデンアワードは、11月上旬ころまで、ガーデンが花盛りだそうです。

小さないきものたちの息吹がある、代々木公園の持続可能な秋色ガーデン、お楽しみいただけたでしょうか?ナチュラルな秋を感じてもらえたらうれしいです😊

秋色の中で、オフホワイトが映えていました😊


この記事が参加している募集

いただいたサポートは「わかりやすく、こころに届く記事を書く」ためのナニカ😊に使わせていただきます。