- 運営しているクリエイター
2022年3月の記事一覧
三つ編みに、平和への想いを馳せて。
子どもの頃に「赤毛のアン」に出会ってから、私はずっとアンに憧れてきました。
将来の夢も、「アンになりたい」と思っていました。おさげに、麦わら帽子と、パフスリーブ。アンの部屋も、紅茶の淹れ方も、ファッションも、全てが好きで、空を見ながら空想するのが大好きな子どもでした。
ところが、私はアンにはなれない、と思い始めます。そのきっかけが、「三つ編み」でした。
私が三つ編みをすると、太くて、お正月に
祖父母の梨園「梨食べたら元気になるから」
「上手だねー。」
おじいちゃんのシワシワの顔が、更に皺くちゃになった。
「サチは頑張るねえ!」
子どもの頃から夏休みの猫の手も借りたい繁忙期になると時々、祖父母の営む梨園の手伝いをした。
ピンク色の包紙で
黄緑色の梨を包み
箱に入れる。
私の名前は「幸子」
好きな梨の名前は「幸水」
私の名前が梨に由来していると聞いたことはないが
勝手に縁を感じている。
おじいちゃんが亡くなって1年になる