sachiko

2年前にずっと気に掛かっていたピアノ練習をyoutube動画見ながら独学で始めました。…

sachiko

2年前にずっと気に掛かっていたピアノ練習をyoutube動画見ながら独学で始めました。後悔のない人生なんてないけど一つでも少ないほうがいい。だから始めるためにまずここから。ピアノと手話と韓国語と英語。後悔をなくすための学習記録と日々雑感を綴ります

最近の記事

終わりの始末

人は死んで それで終わり と、言うわけには いかない お葬式で 終わりじゃないんだ 死ぬとき 病気で臥せっていなくても 事故であれ 突然死であれ どんな形であれ 誰かのお世話には なるわけで 看取ってもらって からだのお世話をしてもらって お葬式をしてもらって 焼いてもらって 骨上げをしてもらって 散骨?自然葬?お墓?? でも誰かの手を煩わせて それで終わり、ってわけではなくて 事務手続きがいっぱいあるのね 死亡診断書はお医者様に書いて戴き 死亡届は葬儀社にお願いし 埋葬

    • 火葬式(3)

      お骨を収めるとき 実をいうとわたし すこし気分が悪くなった 骸骨をみるのって 夫のお母さまの時以来で そのまえは ずっと子供のころ いとこのお父様の時と 自分の父親の時くらいかも 伯母の時は どうだったのだろう 看病に通ったし お通夜もお葬式も もちろん行ったけど お骨はどうだったんだろう 記憶にない 夫の母の時は 全然怖くも気持ち悪くもなかったのに 母の時はイヤだった できることなら拒否したかったけど 喪主だから我慢した なんとなく ピンクがかった骨の色が 気味悪かった

      • 火葬式(2)

        火葬式ってもっと そっけないものかと 思っていたけれど なんだか 介護に疲れたわたしには ちょうどよい感じの 時間的にも、金銭的にも 気持ちのうえでも ちょうどよい感じの式だった もちろん、季節や天候にも とても恵まれたからだと思う。 また母の年齢からしても 病状からしても まぁながいきだったよね、 これでよかったよね、 と、思えたからだろう。 親戚も少ないから お葬式に文句を言う人も いない。 いたとしても 母がいなくなった、わたしたち世代は もう付き合いもしないだろうし。

        • 火葬式

          とてもいいお葬式だった 火葬式、といっても 広告にあるような 10万円以下でできたわけでなく 結局1日葬と同じくらいの 費用はかかったけれど。 なぜかというと 火葬場がいっぱいで 月曜日から金曜日までの 5日間?4日間?の 遺体安置の代金と ドライアイス、が とても高額だった。 だけど とてもよいかたちの お別れができたので まんぞくまんぞく とてもきれいに お化粧してくださってたし お渡ししたものも きれいに棺に入れてくださってたし 係の方も丁寧で親切で お骨拾いの時の 男

        終わりの始末

          その日(3)

          院長先生が来てくださった ドラマで何度もみたシーン 9時14分、死亡確認いたしました いいお顔ですね、といってくださったので とても気が楽になった 死亡診断書、帰ったらすぐに書きますから 病院に取りに来てください、と お帰りになった 先生が帰られてから看護師さんと もう一度母のおむつを取り替えた さっきかえたばかりなのに なにかまたいろいろ たくさん分泌物が出ていた きれいにふき取っても またでてくるらしい 死亡宣告していただいたのに まだからだがあたたかくて お世話

          その日(3)

          その日(2)

          もう息をしていない母の おむつを替える 襟元の汚れた パジャマを着せかえる テレビドラマで得た知識 死んだらからだが硬直する はやく着せ替えないと からだの骨ボキボキ 折らなきゃいけなくなるの? 死後硬直って死んでから何時間? いや、わたしが寝てる間だから 正確な死亡時間がわからない まだからだは温かい気がするけど わたしの気のせい? わたしが寝たのは午前2時半 その時はまだ息があった 夫が母が息をしていないのに気づいたのが 午前8時 いま検索したら 死後硬直って死後2時間く

          その日(2)

          その日(1)

          その日が来た その日は突然に来た いや、そろそろだと 思っていた 今週中だろうな、と 遅くとも今週末、 でも 彼女はしぶといから もしかしたら今月いっぱい それはきついかも‥。 そんなふうに考えてたら それは突然だった 昨日、4月8日 花まつり(灌仏会) 絶対に忘れない日だ 月曜日は訪問入浴の日 9時に来られるから いつもより早く朝8時に 1階のシャッターを 開けに行った夫が 寝室に来て お母さんが息をしていない、と。 いそいで1階に様子を見に行く 冗談みたいに 母は息をし

          その日(1)

          看取り~任務完了

          母が今朝 身罷りました

          看取り~任務完了

          白装束

          母に何を着せて 旅立たせるか 妹と相談している 業者に任せず 湯灌や着せ替えは 二人でしようと おもっていますが 9日10日は 妹が東京に押し活旅行 ひとりでは お葬式準備もろもろ 負担が大きいので できれば 11日以降に 身まかります様に 院長先生は 10日に来てくださる予定ですが たぶん、 延命しないとの意思に かわりはないかの 確認に来られるのでは?と 思っています 酸素吸入も点滴もしない 妹にも確認しました 本人はもうこたえられる状態ではない ただただ眠い、みた

          白装束

          最後の晩餐

          ほんとにもうそろそろだろう ほとんどずっと寝ている めざめててもぼんやりしてる 声もあまり出さない そりゃそうだろう ほとんど何も食べてない ほんの少量しか水分もとれない ほんとにこれでよかったのか 経鼻経管を外してよかったのか 自問自答を繰り返す でも 尊厳死 とはこういうものだろう 厳しいものなんだろう 友人ご夫婦が 出入り橋のきんつばを 買ってきてくれた 食べたいと言っていた 鰻も買ってきてくれた きんつば、ほんの少し食べられた 美味しいといって口に含んでいた 鰻

          最後の晩餐

          葬儀

          をする必要があったので妹が来た わたしが銀行に行ってる間に。 たぶん、もう着くころだと思ったけれど どうしても銀行に行く用事があたので 鍵をかけずに出かけた 母のお見舞い、と、ともに お葬式の相談をする必要があったのです まさか母のいるところではできないので 妹には先にサイゼリアに行って 席を確保してもらった 午前中の訪問リハビリが終わり 母がうとうとし始めてから 取り寄せたカタログを抱え合流 妹もこの中のある一社から 見積もりを取ってくれていた わたしはもう葬儀に関しては

          おむつ替え

          おむつ替えが上手になった もちろん 子供たちのおむつ替えは プロ?ですが 母のおむつ 大人の 要介護5のおむつ替えは さいしょとても大変でした 重くてどてっとしてて お尻もち上げられないし 横にもむけられないし 腰を守ろうとして 右ひじを痛め ひじをかばったら 左ひざが痛くなり 左ひざをかばうために 右足が痛くなり 身体じゅうが痛い 保育園で担当してる子たちは パンツ型ですが 母の場合は寝たままなので テープ式です はずしながらおしりを洗いふき 新しいおむつを下に敷いて 汚

          おむつ替え

          看取り

          いよいよかな、と思う 今日もほとんどずっと寝ている といっても、苦しんでるわけでも 体調不良というわけでもない いえ、要介護5なのに そういう表現もおかしいけれど 寝たきりで経鼻経管で 尿バルーンでおむつで ひとりで何もできない 寝返りもうてない彼女を ずっと見てきたので 今のチューブもカテーテルもつけず あまりせき込むこともせず すやすや寝ている彼女をみると なんていえばいいのだろう 病気で後遺症があって要介護5だけど とりあえず、そのような条件下で考えれば まぁ、いい状態

          看取り

          骨壺

          妹と 母のお葬式の相談をしている 参列者と言っても 母と同世代の親戚友人は もう亡くなられているか 施設に入られておられる お別れは 亡くなる人と 亡くなる人を思う人とのもので 生きてる間にするものだと思う その人が亡くなってからでは その人にはわからない わたしはもう充分 お別れはしている その日が来ても悲しくはない ほっとするにちがいない 看取りのために 力は尽くしているので お葬式は 簡素に面倒なく手間もお金もかけない 生きてるうちに介護看護に 手もお金もかけてい

          尿バルーン

          尿バルーン(カテーテル)を 今日抜いてもらった 日曜日も尿漏れしていた 今朝も尿漏れしていた 漏れてる、というよりは 尿バッグに少しもたまらず おしめにぜんぶ。 さいわい今回は パジャマやシーツは濡れていなかった 訪問入浴だったので朝いちには交換せず おしめはその時に替えてもらった 訪問入浴のあと訪問看護 看護師さんが カテーテルを抜いてくださった 入浴のあと、おむつ交換して 30分もたっていないのに またおむつがぐっしょり濡れていた そんなに水分、摂取できていないはずなの

          尿バルーン

          澱み

          母に食事をさせる 母にコーヒーをスポイトで飲ませる (吸い飲みはまだ母には早いらしい) 美味しいという 火曜日から訪問リハに 嚥下訓練が入るらしい もういいのに、と わたしは思うけれど 嚥下できないままだと死にます と言われたら 訓練しなくてもいいと断ると 母の死刑宣告してるみたいだし。 でも 疲れるんです このさき よくなるわけでなく 本人も明るい将来、とか よりよい明日とか 考えられないのに どでんとした 重いからだを 毎日動かして おしめを替えて おしりを拭いて 食べさ