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note初心者。鼻腔内腺癌闘病中の柴犬12歳と暮らしています。 日々の暮らし、思ったこ…

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note初心者。鼻腔内腺癌闘病中の柴犬12歳と暮らしています。 日々の暮らし、思ったことを綴ります。

最近の記事

後悔。

犬と暮らし、見送った経験のある人ならほとんどの人が思う事だと思う。あの時ああしておけば、こうしておけばよかったのかもしれないと。まだ愛犬は側にいてくれるけど、私もその思いに支配されている。床に落ちていた血を見つけたのはいつだったか。出血した場所を特定することができずに数ヶ月。もちろん病院にも連れて行った。あの時もっと踏み込んだ検査をしておけばよかったのかもしれない。でもそれは後悔の中でも小さな方だ。病気がわかった後に自分がしてしまった事には大きな後悔を感じている。 癌と診断

    • 気持ちが知りたい。

      愛犬の病気がわかって1ヶ月。まだすべてを受け入れられてはいないけど、どうにか暮らしている。泣かずにいられる日も増えてきた。 ここ最近、愛犬の気持ちがわからなくて辛い。体がしんどいのだろう、私にうまく意思を伝えられない気がしている。それ以上にわかってやれない自分がもどかしい。ここが痛いよ、気持ち悪いよ、と教えてくれたらいいのに。しぐさや寝方を見て、どうしたいのかなって考えている。痛みを我慢しているのかもと考えることがとても辛い。無力だ。無力な自分が悔しい。 だんだん食べられ

      • わたしの時間

        この子の病気を宣告される少し前から、バイトも休んでずっと家にいる。この子に何かあった時は、ずっとそうしようと決めていたから。 もともと、ベタベタされるのは嫌い。抱っこも嫌い。視界の端っこに私がいればいい・・ぐらい。もしかしたら、なんで毎日家にいるの??って思われてる説アリ。 もうお散歩にも出られなくなってしまったのはほんとに寂しいな。暑い日も寒い日も毎日の日課だったお散歩がなくなってしまったことをまだ受け止めきれずにいる。家の中でベタベタしない分、お散歩の時間は、話をした

        • 今年の桜

          ひと月前、愛犬が余命宣告を受けた。 根治のない、治療の難しい悪性の腫瘍が鼻腔内で見つかった。 例年にない早さで桜が開花していて、その日、桜が咲く道を 不安な気持ちを抱えながら精密検査を受けるために病院に向かった。 犬を抱っこし、玄関を出る時、足元に桜の花びらが落ちていたのを見て 涙が溢れてきた。 昨年の秋頃から心の奥底ではこの日をどこかで予感していたような気もする。 あの頃、私はしょっちゅう悪夢にうなされていて、何か良くない事が起きるような気がしていたから。