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お弁当づくりが苦手な人のためのお弁当講座

2年生のムスメが通う学校には、給食がない。
だからわたしは毎朝お弁当をつくる。
わたしは、お弁当づくりが楽しいわけじゃない。割と大変だ。
仕事もしていて時間もそんなにない。
インスタの #お弁当  を見るとりっぱなお弁当ばかりでちょっとへこむ。
でもなんとか、ムスメも2年生になりお弁当生活が1年半も続いた。1年半も続いた。(大事なので2度言いました)

…と、いうことでこのnoteでは、お弁当づくりが苦手な人のためのお弁当講座と台して文章を書きたいと思います!

この文章のなかにレシピは特にありません。お弁当づくりが苦手だけどやらざるを得なくなってしまった人のためのマインドセットと避けるべきリスクが書いてあります。「簡単!お弁当づくりの本」とかを読んでも「ハードル高すぎやんけ!」と唸ってしまう方とか、凄まじいインスタのお弁当写真におののいている方に読むのをおすすめします。お弁当づくりが苦手な人が読むことを想定しているので、文章中は「お弁当づくりが苦手なわたしたち」という表現を使います。荒い一般化を許してほしいです。

また、文章のリズムをよくするために断定表現をたまに使いますが、まったく強制じゃないので、「この人こう思ってるんだな」と思いながら読んでくださいm(_ _)m

※ちなみにこの時点で、感度の高い方は「パートナー(オット)さんはお弁当を作らないの?」と言う方もいらっしゃるかもしれないですが、わたしのオットはわたしよりも家事育児をする人です。「6対4でオットの勝ち!」ぐらいの家事分担になっています。でもお弁当づくりはわたしより苦手なほう。なので、私の担当になっています。
※私はフルタイムのワーキングマザーです。

1.いちばんのリスクは「お弁当がない」。

お弁当づくりが苦手なわたしたちが一番避けるべき最大のリスクは、「お弁当がない」ということです。特にムスメの通う学校は購買などその他の選択肢がなく、小学生はコンビニに寄ってはいけないことになっています。だから、とにかく、お弁当をもたせるということ、お弁当をつくるということ、これがわたしたちが目指すゴールです。

2.セカンドリスク「食中毒」を避ければいい。

お弁当づくりが苦手なわたしたちが次に避けるべき怖いリスクは、「食中毒」です。特に夏場は怖い。なるべく生物を入れない。お弁当をきっちり冷ましてから蓋をする。保冷バッグを用意する。保冷剤をいれる。食中毒を防ぐことはわたしたちにとって大切なことです。

また、もしかしたらお子さんがアレルギーを持っている方もいるかもしれません。その場合は、「アレルギー物質を避ける」というのも大事なことですが、でもそれはお子さんがアレルギー持ちの方にとっては、馬の耳に念仏…>< ですね。

3.ステップ①日の丸弁当をつくる。

とにかくいちばんのリスク「お弁当がない」を避けることを考えましょう。だから、わたしたちがまず目指すのは日の丸弁当がいいです。とにかくご飯は炊く。ごはんを詰めて梅干しのっける。以上。大丈夫。最大のリスクは回避してる。お昼一食分くらいごはんと梅干しだけでもなんとかなります。もしくはふりかけかける、味のりつめる、沢庵があったら最高。以上。もしくはごはんを炊く習慣がないひとは、「パンとミニトマト日の丸」もおすすめです。(小麦アレルギーだとパンは無理だけど…!)

4.ステップ②おにぎりに挑戦する。

もし、その「日の丸弁当をラップで丸める時間」がありそうなら、おにぎりにしたほうが食べやすいかもしれません。ラップにのせて握ってポイ。完了。でも、おにぎりって案外時間かかるので、無理ないように注意してくださいね。きつければすぐステップ①の日の丸に戻りましょう。

5.ステップ③冷凍食品、冷凍野菜をフル活用する。(「手作りの呪縛」から解かれる)

最近の冷凍食品って、優秀。本当に美味しいです。「あっためる時間」があれば冷凍食品を導入するのも手だと思います。「お弁当は手作りでなければいけない」という考えが頭を横切るかもしれませんが、わたしたち素人が避けるべきリスクは「お弁当がない」と「食中毒」なので、それは最大のリスクではないと見て、いったん考えないようにしましょう。

※添加物が気になる方もいるかもですが、今は添加物がほぼない冷凍食品もあるのできっちり選べば大丈夫です!
※問題は、アレルギー食品の含まれる冷凍食品がなかなか多いことですね。ただ、レトルト食品なら選択肢が増えました。小麦粉や卵のない冷凍食品は、数はすくないですが存在しています。もっと増えたらいいなぁ…。

6.ステップ④定番メニューを一個ずつ作る。(「毎日飽きないように!」の呪縛から解かれる)

だいぶ慣れたら、定番メニューを一個ずつつくってみるのはありだと思います。
わたしの定番は「かぼちゃ/さつまいもを魚用のグリルでやいたもの」「ウインナーやいたもの」「きゅうり塩もみしてしょうゆごま油お酢であえたもの」「ほうれんそうのごまあえ」「小松菜ツナ炒め」です。

どれも切る→焼く、切る→ゆでる→和えるの2-3工程くらいで完了するものです。一個ずつ定番メニューをつくってひたすらそれをひたすら何度も提供していきます。同じものを何度も創って大丈夫です。毎日飽きないようにメニュー変えなきゃと思うかもしれませんが、わたしたちが避けるべきは何度も言うけど、「お弁当がない」と「食中毒」なので、それは最大のリスクではないと見て、いったん考えないようにしましょう。

7.ステップ⑤もし、余裕が出てきたら

「飽きないようにしたい!」「褒められたい!」「冷食より手作りが美味しいから美味しいの食べさせたい!」「いやそもそもたのしい!」などの別のゴールを目指したいと思えるようになったらすごいです!すてき。ぜひどんどんお弁当道を極めてください!ここまで来たあなたは「お弁当づくりが苦手な人」ではありません。このタイミングでさまざまなお弁当本を見てもたり、Instagramでかわいいお弁当の写真をながめるのがおすすめ。(逆に言えば、このステップに来るまではInstagramのお弁当写真は凶器なので気をつけて…!怖いです…!)

8.ステップ⑥「6年生になったら自分で作ることになるねー」などとほのめかす

わたしたち親がいつまでもお弁当がつくれるわけではないです。それなら6年生とか中学生くらいになったら、自分でつくってもらってもいいと思いませんか?私は思います!なので、わたしは常に「6年生くらいになったら自分でつくることになるねー」などとほのめかしています。毎日じゃなくても、週1回でも、こどもが自分でお弁当を作る日があってもいいと思うのです。ほのめかすことで、このお弁当生活にピリオドが打たれるのだと思えるとちょっと気も楽になります。おすすめです。

こどもが家事を学ぶことについてもうちょっと考えてみたい方はこんな本もおすすめです。お弁当、つくらせよう。

最後に。

「わたしはこんな苦労してあなたにお弁当つくってるのに」じゃなくて、「いや〜〜自分優先して楽させてもらってまーす!ありがとう〜!おかげでよく寝れてるわ〜食べてくれてありがとう」のほうが生きてて楽しい。


と、わたしは思ってます。お弁当やお料理が好きな人はどんどんつくってよくて思い切り楽しんだらいいと思うのですが、それが苦行になってしまう人は、自分が幸せなほうに歩んでいったらいいんじゃないかな、と。いろんな考え方があると思うので強制しませんが、わたしは今のところ自分を優先させたほうが逆に家族への感謝が溢れて家のなかがいいかんじに和みます。

(ちょっと自分が恨みがましくなったとしても日の丸弁当だけは避けたいとか、冷凍食品の添加物は超気になるという方もいらっしゃると思うし、何を優先するかなので、ほんとに強制はしません…!)

ということで、お弁当づくりが苦手な人のためのお弁当講座でした!

おそまつさまでした!


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