創増コンパス2023ワークショップ
ご無沙汰してます。
創増コンパスの代表をしている、安住さちほです。
今回は先日行われたアシスタントワークショップのnoteを書いていこうと思います。
様子はこちら見れますので是非ご覧になって!
私の目線から少し彼らの創作物に対して誉め誉めしていこうと思います。
【短編】日野あすか監督作品『七七日_____』
cast
少年 柳川晃政 Terumasa Yanagawa
少女 秋吉霞 Kasumi Akiyoshi
Directed by Asuka Hino
創増コンパス2023年二期ワークショップ アシスタント監督作品
まずはこちらの作品!!
下手から少年がin
自然光を使っての撮影、窓でに分割の構図で繰り広げられていくものがたり、少年は下手inで下手に座る。
中心に水の入ったコップ二つ、ここで登場人物がもう一人出てくることを表現。夏の緑に古い家のならではの地べたスタイルも時代感あって良き。
タイトルのタイミング完璧。いうことなし最高。
アングルが難しかった寝るシーン、1時間の制約の中で
とにかく話を録りきるというのも大切。(事前にロケハンもなし)寝るしぐさを写すことによって、カバー、定点で撮るこだわりとてもgoodです!
透明の女が上手から登場、ブランケットをかける。
透明で生きていない人間を表現。
かけた後も見つめる様子。衣装の指定とてもgoodです!
コップに触ってのもうとする。
彼女はまだ生きている感覚で過ごそうとしてる。
セリフで自覚する、自分の状況がとても素敵です。
水が入っている設定(実際片づけが大変なので、水が入っているように見えるコップを買ってきてくれた)のコップをこぼすことによって、水という感情や命にも似たものを自分の意志では操れず、戻すこともできない表現がとても素敵です。
こぼしてしまうと、戻せない、過去には戻れないという表現がここで描かれていてとても素敵です。
水をこぼすという脚本ナイス!
ブランケットがかかっていること気づく。
日の当たっている外にでる。
ピントをうまく表現として使って、外のまぶしさや、夏の暑さを表現できていると思います。ピントは映っている人の目(視界)の表現ができます。素敵です。
一人窓際に戻り、水を飲む、果物を食べる。
もう一度彼女が現れる。
同じ窓の外を見る。
同じ音を聞いて、同じものを見て、二人で、夏を感じる。
下手に少年、まんなかに水、果物、上手に女
構図最高これ超素敵!
横顔を見る女の表情
消えていく女。
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素晴らしい作品ですね。
ラストの二人だけで過ぎていく無言の空間が素敵です。
日野監督の作品の良さは
セリフが状況説明ではなく、表現の補足、次の行動のきっかけになっている
セリフで物語りを進めるのではなく、映像表現・行動をしっかり映して、物語をすすめているところ。
作品のテーマにとてもよくあった表現方法でした。
音楽もよき!言うことなし!
タイトルの七七日
素敵です。
後二人のアシスタントの作品、また続き書きます。
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