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7月21日(木)

ほぼ十日ぶりの日記。
便りがないのは良い便り。とでもしておこう。

わたしの大好きな作家さんが直木賞を受賞された。

わたしが3.4年前に精神科に入院した時に、
持っていった「よるのふくらみ」が窪さんとの出会いだ。
ちょうど、恋愛で色々あった時期で心も身体も擦り切れていた。
読んでいる時に、涙が流れていて、溢れ出る感情はなんなんだろうか、と思いながら何度も何度も読んで、ボロボロになってしまった。
たくさんの涙の跡もある。
それぐらい大好きな本だ。

それからは、窪先生の本を読み続けている。
文字を指でそっと触り、大好きな文を綴るノートに丁寧に書き出していく。
この時間が、この文が、背中をずっと支えてくれている。
押しているのではない、支えてくれているのだ。
これ以上倒れないように、支えてくれている。
これからもずっと先生のことが大好きです。

窪美澄先生、おめでとうございます。

7月21日(木)

佐知