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答を急がない勇気をもてば、子育ての問題はほとんど解決します

フルマラソンでは、ゴールを目指さず、プロセスを味わうことで、達成していく、という記事を書きました。

これは、「答えを急がない勇気」ともいえるもので、環境ジャーナリストの枝廣淳子さんの著書名でもあります。著書では、「ネガティブケイパビリティ」の大切さを語っています。ネガティブケイパビリティとは、「わからないことや自分にとって不都合なことも受け入れ、答えの手がかりが見つかるのを待ち続ける」能力のことです。(「答えを急がない勇気」より)


子育ては、それはそれは、親にさまざまな課題を突き付けてくれます。子どもがいうことを聞かない、とんでもない悪さをしでかしてくる。私も子育て時代は、こんなに毎日毎日一生懸命頑張ってまともに育ててるのに、本人がまともに育つ気がない! と途方にくれたこと、何百回、何千回、何万回。

この時に「答えを急がない勇気」を知っていたら、自分ももう少しまともな子育てができていたのかな、と思います。

答を急がない勇気を身につけるには、呼吸を深くして、リラックスして、長期的な視野を持つ必要があります。呼吸が浅く、身体を固くし、短期的視点をもっていると、この力はもてません。事態が自分の思い通りになっていない! とやきもきする気持ちが増幅します。

人は、どんな人であっても成長するように生まれてきています。子どもは未熟で、その発展途上です。大人からすると、信じられないような、馬鹿なことをしでかして、その結果を体験して学ぶ、その繰り返しです。

子育てで体力的に大変なのは赤ちゃんの時。夜も眠れませんからね。でも、子育てを終えた母親のヒアリングで一番大変だったのはいつかを訪ねると、思春期、反抗期と答える人が多いそうです。

思春期、反抗期というのは、親にとって「人は思い通りにならない」、そしてそれは、自分の子供であっても同じ、という現実を突きつけられる時期でもあります。

特に男の子は母親がうっとおしくなる時期です。質問をしてもろくに返事もしない。親への感謝などあるわけない。でも、答えやゴール(=人としての成熟)を急がず、プロセスを味わい、長期的視点で見れば、子どもとはそういう時期をとおるものだ、ということが腑に落ちて、子どものそんな態度も一過性のものとして、受け入れられるようになります。

受け入れられた時が、親としての、人としてのステージが一段あがったときです。あがらなければ、子どもが思い通りにならない、といつまでも、苦しむことになります。プロセスが苦になり、たのしいしあわせな人生から遠ざかります。

そしてそれを続けると、子どもはさらなる課題問題を突き付けてくれるようになります。親の(とくに母親の)成長を願っているからです。私にはまだよくわかりませんが、全人類が、母親の喜びのためにこの世に生まれてくる、という人もいます。喜びとは、「思い通りになってあげること」ではありません。それでは、本当の喜びからは遠ざかる。

このネガティブケイパビリティは、一朝一夕には身に付きません。私はこの力が格段になかったため、呼吸を深くするヨガや瞑想、コーチングでそれを養い、培いました。

詳しくは、「私の半生」で書きました。

もし、負のスパイラルに陥っている感覚があるとしたら、その時はちゃんと専門家を頼ってください。コーチでも、カウンセリングでも。

そして答えを急がない勇気をもって、たのしくしあわせな人生を送る、あなたにはその権利があります。


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