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sado base 011

外壁工事。半分はガルバ、半分は杉板貼りのベースの外壁。
今回は佐渡産杉の荒板が手に入らなかったため、いつもの材木屋さんに福島産の杉を仕入れてから荒挽きをしてもらい船で運びました。
佐渡島では関西寺仏建築がところどころに埋もれていて、これにかなりココロ揺さぶられたので、私たちも挽き幅なども京寺院に習っての乱どり仕様。
方じゃくりを入れた杉板を乱張りに貼り、押し縁で納めます。
「乱」の貼りなので木材の自然な風合い、そして影も楽しめます。
と、同時に京柿渋塗装。まずは自然の風合いを出したいので「べんがら」などは調合せずに、ふき取り2回の仕上げです。
ぐるっと1シーズン過ごしみて、どこまで色が出てくるか、それからベンガラで遊びます。
baseは平屋なので、塗装工事も足場なども必要なくそこも「メンテナンス」の肝。平屋の楽しさ「環境にも」というよりも「お財布に」優しいのです。一方、新築時からの綺麗さを求める方には少しデメリットもありますね。
あ、柿渋は荒鉄部に塗るとこれまた独特の風合いが楽しめます。DIYなどでやってみると面白いです。
汗と涙のドラマの真夏の建築現場。今日も宜しくお願い致します。なかのひと。

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