見出し画像

教育の一環としても

厚生労働省から令和3年度全国ひとり親世帯等調査結果報告が出ました。

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000188147_00013.html

この中から養育費の取り決めについての報告から
近年では、養育費の取り決め率はこの5年の間で少ししか改善していない。
母子家庭では約3.8%、父子家庭では約7,5%上がっているのだけど…これは
大きく前進したのだろうか?
私は大きくとは言えないと思う。

協議離婚では養育費の取り決めをしていないケースが多いのもよくわかる。母子家庭も父子家庭も「相手と関わりたくない」という理由が第1位2位にある。

(6)離婚によるひとり親世帯の養育費の状況(同 P.53、55~57、59、60、64)
~ 取り決め率、受給率は母子世帯、父子世帯ともに増加 ~
○ 養育費の取り決め状況
「取り決めをしている」母子世帯46.7 %、父子世帯で 28.3 %
○ 「協議離婚」は「その他の離婚」と比べて、養育費の「取り決めをしている」割合が低くなっている。
○ 取り決めをしていない最も大きな理由
母子世帯では「相手と関わりたくない」34.5 %
「相手に支払う意思がないと思った」 15.3 %、
相手に支払う能力がないと思った」が14.7 %
父子世帯では「自分の収入等で経済的に問題がない」22.3 %
「相手と関わりたくない」が19.8 %
「相手に支払う能力がないと思った」が17.8 %

令和3年度全国ひとり親世帯等調査結果報告
17 養育費の状況 から抜粋

結果的に全国的にいるひとり親世帯の134.4万世帯のうち、半数以上は養育費をもらっていないということだ。
養育費という子供の権利を、日本では当事者(元パートナー)も養っているという感覚である人も多いのが、問題なのだろうか?

私はこの養育費問題を早く国として解決してもらいたいと願っている。実際の明石市の養育費建て替え制度は画期的。対象者には取り決めなどが必要となっているが、これは離婚時に養育費の取り決めをする必要がある。と認識できる方法でもある。

○○市だからできる。とかではなく国も真似したらいい
そうすれば、実際に養育費がもらえ(払え)子供にとっても離婚しても「自分は愛されている」と感じれるのではないだろうか?
払うほうも養育に携わっていると思えるのではなかろうか?
お金で心は買えないが、食べるもの~勉強にと実際にお金は必要。

養育費払っているけど、ほとんど会えない「自分はATM?」という別居親の方もいるけど、もらってない人の中には「相手と関わりたくない」という理由が多い。
だから視点を変えれば、養育費だけでも子供に携わっているということにもなる(実際は寂しいけど…)

私達の団体に離婚前の相談も多く、養育費や面会交流についてしっかり説明している。離婚事由にはよりますが「感情的になりたい気持ちはよくわかる。でもこれは乗り越えていこう」と話をお伝えします。もちろん相手側が話し合いに応じてくれればですが。。。

養育費一つにとってもそう。離婚は精神的体力が必要。話し合いで円満になればよいのですが。なかなか難しい状況になると時々パニックにもなりそうな方もいます。それでもどうにか解決していこう!です。
お悩みの方は、こちらからご相談ください。


養育費について、最後これから結婚する方に伝えたいのは、もしもの時のために離婚の制度を理解しておく必要があると思っています。
以前、書いたんですが結婚前教室があればいいのにな(離婚時にはそんなもの見る余裕もないですもん)

これから、教育の中でもジェンダー問題、性教育(男女一緒に)などと併せて教育の一環として必要なことなのでは?と思っている私です。

本日は記事を読んでいただきありがとうございました。 この記事が皆様のお役に立てれば幸いです。 よろしければサポートお願いいたします。 これからも皆様の人生がよりHAPPYになるような発信ができるよう努めていきます。