辛くて大変な人生は自分が望んで起きたのか?
皆さんこんにちは。
バリ島からメディテーションヒーラーのさっちゃんです。
先日瞑想の学校の授業中に生徒さんからこんなご意見を頂きました。
「先生は、現実は自分が思った通りになっている、なんていうけれど、私の今までの人生は本当に苦しくて、辛くて大変でした。
こんな人生ですらも私が望んで起きたというのですか?」
ものすごくいいご意見で、誰かの気付きになるかもしれないと思いここで具体的に説明をしたいと思います。
よく、スピリチュアル、引き寄せの法則や自己啓発セミナーなどで言われている
「この世は自分が思った通りにしかならない」
と言われていますが、私はこれは半分正しくて半分間違っていると思っています。
私が同じことを説明するとしたら
「この世は自分が思った通りになっている」と言うと思います。
これを理解するためには、私たちの「脳」の仕組みを理解するところから始まります。
私たちは五感・言語を通して「情報」を脳へ入力します。
その入力された情報を一人一人が持っている処理機能を通して、外の世界に映し出されたものが「現実」です。
現実の事をヨガのではマーヤ、仏教では妄想と言ったりしますが、つまりはこの世には「絶対的な一つの現実」が存在しているのではなく、一人一人の脳が映し出した世界の事を「現実」と言っているわけです。
1人1宇宙(現実)
その脳の仕組みが本当の意味で理解できるようになってくると、私たちは自分で現実をみたいように見ているだけという事がわかってきます。
この世に起きている出来事は「良い」も「悪い」もなくて、ただその出来事に自分の脳が意味を付けているだけなのです。
そんな事を言っても、私の人生は不運続きです。
そういう人もいるでしょう。
でもね、それを「不運」と取るか「幸運」と取るかはその人次第なんですよ。
それらは幼い頃からの脳の思考の癖がそうさせているのです。
例えば、子どもの頃に何か失敗した時に
「また失敗した!もう何回も教えたでしょ!」
と言われてきたか
「あら〇〇ちゃんらしくない。次は大丈夫だね」
と言われてきたか
それによって自分自身への信頼度も大きく変わります。
さらに私たちの脳は「自分が重要」だと認識したものだけを拾うという習性があります。
その重要というのはもちろんプラスもマイナスも、脳が無意識に勝手に判断しそこに意識を向けていきます。
だから、「私は不運だ」と思っている人は「不運」が無意識で自分にとって重要なので、現実で起こっているどんな不運にも意識を向け私は不運だと思い、それを繰り返して生きています。
脳はずっとそこにフォーカスしているのですから、何回も何回もその不運に目がいき、結果自分は不運であると心の奥底から信じ切ってしまうようになるのです。
それが理解できたら、今度は自分がどんな人生を過ごしたいか?それを考え、その過ごしたい事に意識をフォーカスさせ、それを拾っていけばいいだけなのです。
それはポジティブシンキングのように、マイナスな事を無理矢理プラスに考えましょう、という事ではなく、自分がラッキーと思う事、自分が幸せだと思う事に意識を向けていくのです。
そうすると、マイナス、不運だと思う事ももちろんあるけれど、それと同じくらい幸運だと思う事もある事にきっと気付けるようになると思います。
無理矢理プラスに思考を変えなくってもいいんです。
ただ、今まであなたの現実に存在しなかった、あなたに見えていなかった幸運に目を向けてあげるだけなんです。
それであなたの人生は幸運に変わっていきます。
つまり、私たちは自分が意識したものしか見ていない。
だから、「この世は自分が思った通りになっている」という事なのです。
今はなんとなくわかってもらえたら十分です。
そして、冒頭の質問「私の人生は大変でした」
これも紐解いていく必要があります。
大変だった人生は過去のお話ですよね?
過去って結局は「自分の記憶」でしかないですよね?
実際にどうしてそれが起きたのか今から証明することもできないし、もしかすると自分の思い違いや、お互いの意思の齟齬があったかもしれないし・・・
もしも今あなたが最高に幸せだったとしたら・・・
あなたの過去を振り返ってどう思うと思いますか?
過去の点と点が今線になった。
過去のあれがあったからこそ今がある
そう思えませんか?
でも今のあなたが幸せではないから、それは過去のあれが原因だとか、私は幸せになる資格がないとか、色んな理由をつけて過去に起きた自分の何かが原因で今上手くいっていないと思い込んでいるだけなのです。
結局は「今」どうであるか?という事です。
「今」の連続で未来が作られるし、過去の記憶が出来上がるのです。
自分の理想の人生を諦めないで欲しい。
幸せでいる事を諦めないで。
人生は一回きりです。
本当に私は最高に幸せだ!!ってちゃんと味わってほしい。
そのためにもしかすると今頑張らないといけない事もあると思うけれど、一度思考の癖を変える事が出来たのなら、これからは楽しい事、嬉しい事、幸せな事しか見えなくなってきます。
そんな能天気な事、って思っていつまでも幸せになるのを遅らせている時間はきっとないはずです。
残りの人生は限られています。
日々刻一刻と人生の最後は近づいてきています。
1日も早く楽しい人生が送れますように。
一人でも多くの人が幸せ基準で生きれるように活動しています。頂きましたサポートはそんな人たちのサポート代に使用させて頂きます。