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グラデーション
私は色彩心理を使って、お悩みを聞いたりコミュニケーション術をお伝えしたりしているが、そもそもが『色フェチ』だ。
好きな色はもちろんテンションがあがる。それとは別に、きれいな色、という感覚もある。同じ青でもマットな青、透明感のある青、艶のある青、くすんだ青、高級感のある青、懐かしい青…と、さまざまな印象を受けるものだ。「この色苦手だったけど、こんな感じならきれい!」と感じることもある。
そして、何より心が躍るのは『カラフル』なものだ。絵の具やパステル、色鉛筆などの画材のセット。私がカラーセラピーで使うボトル。色見本。ユニクロのポロシャツ売り場。サーティワンでずらっと並んだ色とりどりのアイスクリーム。メイク用品。フラワーショップの店先。日常はカラフルなものに溢れている。
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だから3色パステルアートの教室で毎回と言っていいくらい描く『虹のグラデーション』は、これまで何百枚描いたかわからないけれど、いまだに胸がキュンとなる。
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色彩心理学というものは、まだ完全に確立された学問ではないとも言われるしかし、色彩言語などと呼ばれる『人が色彩に投影する感情、イメージなど』を使ってのカウンセリングは、確かに有用だという実感が私にはあるし、それは多くの人が無意識で【色彩↔︎心・感情】という双方向の作用を使っているということなのではと思う。
そうして日々『色彩』とさまざまな方向から関わり、活用し、堪能しているうちに、私の色フェチ度は年々磨きがかかっていき、カラーチャートを眺めているだけで至福、という、ちょっとおかしな人のようになっているわけだ。そんな私の最高に幸せな時間のひとつが、色のグラデーションを自分の手で生み出しているときなのだと思う。
もし上の写真を見てきれい!と感じた方は、お手持ちのカラフルなもの(例えば色鉛筆とか、本棚の本とか、服、タオルなど)を、グラデーションに並べてみてほしい。きっと「わあ!」と思わず笑顔になると思うから。
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