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ヘアカラーアレルギーと自己受容

私はヘアカラー剤のアレルギーで、随分長いこと髪を染めていない。
と言ってもアレルギー検査をしたわけではないので、何に反応しているのかなどは全然わからないのだけれど、頭皮がピリピリと沁みて、若干息苦しくなったところまででアレルギーと自己判断して、その後避けている状態だ。

ずっとお願いしている美容師さんに聞いてみたところ、ヘアカラー剤でアレルギー症状の自覚があるお客さんは、そう多くないそうだ。あくまで彼の施術した範囲内でということなので、一般的にどうなのかわからない。でもこれだけカラーリングすることが一般的になっているということは、そこで問題を感じている人が多いわけではないだろう。(そうだったらカラーリングはある種チャレンジのようになってしまうから)

幸い、パーマ液、ブリーチ(脱色)、ヘアマニキュア、カラートリートメント、カラーシャンプーと、カラー剤以外の薬剤には反応しないので、工夫でヘアスタイルを楽しむことはできている。ただ、私は早い時期から顔周りに白髪が多く出てきたため、いわゆる『グレイヘア』の問題の葛藤を長く続けている。受け止めてしまえばそれなりにおしゃれに見せられるのだけれど、そもそも自分が鏡を見た時に、見える範囲に白髪がたくさんあるというのは、なんとも複雑だ。齢を重ねてきたことを意識せざるを得ない。

と言っても仕方がないので、あれこれ試しているのだけれど、最近少しずつ諦めがついてきたというか、受け入れてきた(受け入れられるようになってきた、ではなく、受け入れてきた、なのがポイント)。おそらく年齢を重ねていけば、どんどんそこの違和感がなくなっていくのだろう。
髪が傷むからとためらっていたブリーチを導入したことも大きい。黒髪×白髪のコントラストは、どうにも気が滅入るのだけれど、全体のトーンが明るくなったことで垢ぬけた気がする。(気がする、だ・笑)

しかし、私の最終目標は、シンプルメイク・グレイヘアでも堂々と人前に出られるレベルの自己受容だ。そこにたどり着けるかはわからないけれど、たどり着けたらきっと最高に幸せだろうなと思う。人生の最後にその境地にたどり着けていたらいいな。

ところで今日、試しに…と『トーンシャンプー』という手法で髪を軽くカラーリングしてもらった。シャンプーでカラー剤が中和されるので、もしかしたら反応が出ないかも、ということだったのだけど、やっぱり頭皮がピリピリしてしまった。息苦しさは出なかったので、これならいけるかな?という気もしなくはないが、アレルギーは反応する物質の蓄積という考え方があるので、あまりよろしくない気もする。また何年後かにためしてみるか。年齢とともに反応が鈍くなってアレルギーが出なくなる、なんて話もあったりなかったり…(ホントかどうかは不明)。

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