うっかり聴き入ってしまって…(ラフマニノフ生誕150周年だって)

毎日note、頑張って継続しているが、危うく日付を越えるところだった。こちらのYouTubeライブが素晴らしすぎて、時間が…(笑)

全く違うことを書こうと思っていたのだが、今はもうラフマニノフのことしか考えられないので、予定変更することにする。2日続けて音楽の話(昨日は音楽というより音だったけれど)になってしまうけれども。

ラフマニノフに心をつかまれたのは、『ピアノ100』というコンピレーションアルバムに収録されていたピアノ協奏曲第3番 第3楽章を聴いた時のこと。ピアノはワイセンベルク、指揮はバーンスタイン、フランス国立管弦楽団の演奏のものだ。(のちに色々な演奏の音源を聴いて、これはどちらかというとスタンダードな演奏ではなかったことが分かったのだが)

(これ↑はコンピ版ではなく原盤)

私はこの演奏好き!と思うと指揮がバーンスタインだった、ということが割とあるので、そこも含めての運命的な出会いだったのかもしれない。

ラフマニノフの楽曲になぜこんなに魅入られているのか。こんなことを書くと純粋なクラシックファンの方に怒られてしまうかもしれないが、多分私はマイナー(短調)のドラマティックな展開に弱い。それはクラシックだけでなく、ポピュラーミュージックでも同じだ。
なかでもラフマニノフの楽曲で、不協和音を使って不安や悲しみ、怒り、叶わぬ思いなどを強く揺さぶって追い込んでくるようなフレーズや、打って変って美しく調和した静かな旋律とハーモニーで哀しみで胸が張り裂けそうな気持になる時、音をすべて心の奥深くまで吸い込み、満たしたくなる。

フィギュアスケートの浅田真央さんのプログラムで使われた、ピアノ協奏曲第2番や前奏曲「鐘」は、ラフマニノフになじみがない方でも、フレーズを聴いたら「ああ、あれね!」と思うだろう。生誕150周年のメモリアルイヤーということで、耳にする機会もあるかもしれない。よかったら心を激しく揺さぶられる体験をしてみてほしい。

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