十三回忌
母の十三回忌、そして祖母(母方)の二十三回忌だった。
父と、子供たちと孫たちという、本当に家族だけでリラックスして過ごした。
母を失ったことによるグリーフとは随分向き合ってきたはずなのに、十三回忌を前に若干バランスを崩しているような感じがしている。
特に表には出ていないと思うのだけれど、こうして文章を書こうとすると、思考があちこち散乱してしまって何を書いていいかわからない。
多分、心の奥底に沈んでいる寂しさや哀しみ、行き場のない様々な想いや感情が、水をかきまぜた時のように浮き上がってきていて、入り混じって何とも形容しがたいもやもやのようになっているのかもしれない。
そんな自分の気持ちを、特におかしいとも思うことなく、こういう感情もあると受け止められる自分になれたことはありがたい。
やはりなによりも、自分のためにグリーフケアの学びは生きていると思うし、だからこそ誰もがグリーフについて知る機会を持てたらいいと思うのだ。
誰もが死と無関係ではいられないのだから。
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