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三歩歩くと忘れてる

子供の頃、言われたことを忘れると
「ニワトリみたいに三歩歩くと忘れちゃうんだから」
と言われたことを覚えている。

この言い回し、言われたり使ったりしたことがある方もいるのではないかと思うが、すぐ物忘れをすることや、すぐ忘れる人をからかったりする時に使うものだ。
ニワトリに例えられたのは、犬のように芸もせず、人に従うこともないから、ということらしい。

実のところ、子供の頃の物忘れは、単に興味がないか、注意散漫だったか、ということだったと思う。
暗記が得意だったわけではない(むしろ苦手)ではあったけれど、興味があることはとことん覚えていた。
しかし近年は、覚えていたいことも覚えていられないし、さっきまで忘れないようにブツブツと呟いていたはずのことすら、一瞬で忘れている。
まさに『三歩歩くと忘れる』のだ。

一番の解決策は、メモをすること。
でもそれは記憶することをあきらめての解決策だ。
なんとか頭の中にとどめておこうと足掻くならば、まずマルチタスクで物事を進めるのをやめるのがいいと思っている。
最近、マルチタスクは効率がいいようで実は悪い、という話も耳にする。
ひとつひとつのことにきちんと向き合って片付けていく方が、まずこの『忘れる問題』が減るように思うから、それだけでも効率が良さそうだ。

あとは記憶術のようなものは使うと効果があるのかもしれない。
映像で覚えるといいとか、物語で覚えるといいとか、いくつか聞いたことがあるので、改めて調べてみよう。

とりあえず、夕方頭に浮かんだ買い物したいものが、もう全く思い出せないという問題をどうにかしたい。
結構急いで補充しなければいけないものだった気がする…


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