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モンペギリギリ?

夕食後、テレビを見ながらおしゃべりしていた時のこと。
夏休みの宿題の話になり、私の記憶では、あまり「宿題終わったの?大丈夫なの?」と言っていた記憶はなかったのだが、娘によると「めっちゃ言われてたよ!!!!!」だそうだ。どのくらい言えば『めっちゃ言った』になるかは、その人の感覚によるわけなので…言われる方はうるさいと感じるから、『めっちゃ言われた』と感じたのだろう(と思う)。

さて、娘は基本的に『約束は守らなければいけないもの』という価値観なので、なんだかんだ言って提出日は守り、宿題も期限までには提出してきた。そのことでひとつ、久しぶりに思い出したことがある。

その先生は、英語のワークを「○ページまでを○日までに提出」と言って提出させて、チェックする、というやり方をしていた。娘は期限前に毎回終わらせて、提出をして確認印(日付入り)をもらっていた。
ある日の授業中、ワークを期限までに提出していない生徒は名前を呼ばれて、早く提出するように言われた。名前を呼ばれた生徒は立つように言われたそうだ。そして、何故か娘の名前も呼ばれた。娘は当然提出済みで、ワークには確認印も押してある。提出物が遅れることがほとんどない娘が呼ばれて立たされたことで、周囲の生徒たちも「え?なんで??出してないなんてことある??」という雰囲気でざわついたそうだ。

結局娘は、授業後に確認印を先生に見せて、ちゃんと出してありますよね!!と抗議したそうだが、その話を聞いた私は非常に腹が立ったのだ。それで、 その少し後にあった担任の先生との三者面談で、その話をした(英語の教科担任は別の先生だったが)。
期限を守ることを非常に気にしているタイプの生徒が提出していないことになっていることに違和感を覚えなかったこと、それで娘が立たされて傷ついたこと、そのことに心ある謝罪がなかったこと。それが英語の先生に伝わったかはわからないが。

娘が中学在学中に、あと1回、先生の対応が理不尽すぎると感じて抗議したことがある。その2回のことをどう受け止めていたのかを娘に聞いてみたら、
「こうやって先生たちの間で、この親はモンペだって感じになっていくんだなぁって思ってたよ(笑)」
と言われ、笑ってしまった。なんとまあ…冷静というか、客観的というか(笑)
でも、私がよほどのことでない限りはクレームを入れなかったということもわかっていて、母はモンペではないな、と思っていたのだそうだ。

全ては、娘を信頼しているからこそのことだ。多少のことは自分で抗議したりなんだりで、うまくやっていけるだろう。しかし、先生VS生徒の場合、生徒側から見たら、先生の存在は大きい。先生が言うならそうなのかな。私がおかしいのかな。もしくは、どうせ言っても仕方ないよね、という諦め。それはすくい上げて、味方になってあげないといけないと思っていた。
そんな私の想いは、娘にきちんと伝わっていたようだ。だから「モンペではない」と。

あれ?もしかして『モンペギリギリ判定』だったのだろうか?
いやいや、ギリギリではないはず、だって3年間で2回だけだもの!!
2回もクレーム入れてたら多いですかね?(笑)

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