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ぼーろさんからのリクエスト 最終音源


拝啓あんこぼーろさんに
曲のリクエストをもらっていました。



もらったリクエスト曲は
アン・サリーの歌う『満月の夕』



楽譜がなくて耳コピを決意!

いやぁ、簡単に「決意」とか言っちゃったけど
苦手ですから、耳コピ。
耳、良くないので、ね。笑

視覚優位なんでしょね。
楽譜がないと、メロディすらちゃんと弾けない。

そんなわたしが聴覚だけに頼る実験。笑


仕上がるまでの試行錯誤はこちら。


そして、最終音源を録って
ぼーろさんに送りました。



実は、この音源。

ぼーろさんのこの小説で
使いたいと言ってくれていたんです。


そしてわたしは、この小説を
初め少し読んだ後、読むのを止めていて。。

戦争の話は怖くて読めなかったんです。


でも、このお話のどこかで使う
音源を録るにあたり
どんなお話か知っていないと
お話に合った音を録れない気がして
意を決して読み始めました。


初めから読んでいくんだけど
最新のお話に追いつけそうになくて
途中から最新話を読むようになりました。


小説のどこかで出てくるとわかってたけど
どこで出てくるのか知らなくて
毎日投稿される小説を
ドキドキしながら読んでいました。


毎日毎日出てこなくて
これはもしかして…って思ってたら
ぼーろさんの最終話が投稿されて…


最終話が夜中に投稿されたのを
noteを閉じる瞬間に気づいてしまい

見かけた瞬間「寝なきゃ」より
「読まなきゃ!」が勝って
夜中に読み始めてしまいました。

明日早いのに。
(翌日、伊豆に行く日でした)



このnoteを書くにあたり
今朝、もう一度読んでみました。

不思議だったのは
初めて読んだ時に、満月のことが
書いてあるところで曲が終わったんです。
ちょうどね。


不思議で不思議で仕方なくて。


わたしはね。
この小説は読んでないんです。
ピアノの音源を録っていた時にね。


だから、お話に合わせて弾いていないんです。

なのに、なぜちょうど満月の話の時まで
曲が続き、ちょうど終わるのか?


わたしがぼーろさんからもらった注文は

おばあちゃんが孫に語りかけるようなイメージで
自由に間を取って弾いてほしい

ってことだけ。


音の数、長さは、プロト音源を聴いてもらって
選んでもらった通りに弾きましたが
こんなに文章の間や長さに合うとは!


あまりに不思議でぼーろさんに聞いたところ

『文章を書く時はそのシーンに合った音楽を何度も何度も聞きながら書くのです。』

と教えてくれました。


わたしの音源もなんどもなんども聴きながら
このお話を書いてくれたのかと思うと

この音源はもうわたしが弾いたものではなくて
このお話の一部になっていて…

今朝、もう一度読んだ時には
ピアノの音をBGMとして聴き
涙で字が滲みながら、読んでいました。



ぼーろさんの小説にはいつも
『いきて!』って言われてる気がします。

それは、「いきていてほしい」と願う
ぼーろさんの心が
小説の中に息づいているから。


どの小説にもそう感じるシーンがあり
いつも、その場面で
「生きなきゃな」って思うんです。


たった一人、生き残ってしまった
と思っている人に対して



俺の分まで、笑え!いきろ! 
    

と言う。


「だから、ありがとう、生きてくれて。ありがとう」

と言う。


生きている方が辛いことだってあるのです。

そのことをぼーろさんは知っている気がして
そこに寄り添ってくれるぼーろさんのことを
いつも有難いなと思うのです。



最後に、なんだか嬉しかったシーンを。


遠くの山々は頭に雪を被り、雲と雪の白、空の青、山の緑が、まるで浮世絵のようにくっきりとした色合いで美しかった。


このシーンは
わたしの選んだ夏の三原色と同じだなぁと。笑


そう。まさにそれ!

って思いながら、ニコニコ読んでしまいました。



ピアノの音源を録った前の日。
満月に近いまんまるなお月様が出てたんです。

録音する時
その月を思い出して
見上げるように上を向き

満月に向かって弾いているような
そんな心持ちで弾いていました。


今日ね。
実は満月なんですよ。知ってましたか?

このnoteを出す日がちょうど満月なんて。

偶然なんですよ!?
ね。わたし、こういう引きが強いんです。笑



つくね小隊をまだ読んでいない人へ

あなたも満月を見ながら
この最終話からでも読んでみませんか?

最終話を読み終えるのに45分かかるので
一つのお話として読んでも
読み応えがあるんじゃないかなぁと思います。

わたしの最終音源、小説で聴いてほしいです。


ぜひ、たくさんの人に
この大作を読んでほしいなぁ。

ぼーろさんは諦めずに
よくがんばって書き切ったなぁ。


わたしもまだ読み切れていません。笑

最終話を先に読んだので
まだ読んでいない回を
これからゆっくり読んでいこうと思います。



この曲はけっきょく最後まで楽譜なし!!
つまり、どこに行っても弾けますよ♪

ストリートピアノで弾ける2曲目が
この曲でよかったなぁ。



ぼーろさん、すてきな曲を教えてくれて
ありがとうございました。

小説のBGMを作り出すという
貴重な経験をさせていただけて
心から有り難く思っています。


忘れられない思い出になりました✨
満月を見るたびに思い出すと思います^ ^


noteって、ホントにいいですね🍀





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