7年前、空へ旅立ったあなたへ

さちさんへ

７年前の今頃、空へ旅立ったと聞きました。
今、23:30。

あなたは何を思いながら
この世に別れを告げたのでしょうか。

息子の〇〇くんは
小学生になったとご主人から
年賀状が届きましたよ。

あの時は生後半年。
こんなに月日が経ったんですね。

何度も一緒におうちに遊びに行った娘も
春から受験生です。

シャチのトレーナーになりたいんだって。

夢が叶う気がしないって言ってます。笑

笑っちゃいけないんだろうけど
真剣に悩むほど本気な娘に
心の中では嬉しくて仕方ないのです。

夢ってね。
持てる人のほうが実は少ない気がしてるの。

夢が持てたらね。
あとは頑張るだけじゃない。

諦めなければ何かにはなる。

その何かが自分の一番
望んだ形ではないかもしれないけど
でも、何か必ず自分の身になる。

その経験が
次の夢を手繰り寄せるんだと思うんです。

３年前にね。
さちさんが住んでいた近くに
とてもすてきな物件が現れて
親子でゆっくりできる居場所が
できたらいいなと思っていたの。

でも、色々あって上手くいかなくて…

諦めるしかなかったんだよね。

でも諦めきれなくて
その場所が何に使われるのか？
誰が使うのか？をずっと見守ってたの。

一時はまちで使う話も出てね。
まちで使うなら子育てのことを
やってくれるだろうって
楽しみにしてたんだけど
これもまた上手くいかなくて。

どうなるのかなぁと思っていたら
結局誰も借りないという話が聞こえてきて…

「それなら私たちに貸してください！」って
声をあげてみたのね。

そうしたら
「個人には貸せない」って言われて。
じゃあ誰なら借りられるんだ！！って
今までに知り合った関係しそうな人に
片っ端から電話してみたの。

何人かに伝え聞いた話も
なんだかボタンがかけ違っているような
尾ひれがついて話が大きくなっているような
腑に落ちない話ばかりでね。

もう、直接聞いちゃえー！！って。笑

どこから聞こうか考えたよ。
順番間違えると余計こんがらがると思って。

でも、電話先で一生懸命話をしたらね。
「内緒ですけどね」って
普通は教えてもらえないような内情を
それぞれの人がそれぞれの立場で
教えてくれたの。

それを頭の中で繋ぎ合わせてわかったのは
「役所が自主事業で借りるなら使える！」
ってこと。

そして、役所内でも子育て支援関係で
その場所を使えないか調整しようと
動き始めてくれてると教えてもらえたの。

今回、笑ってしまったのは
どこの部署に電話しても
「あの場所は何とか子育て関係で使えたら…」
って電話の向こうの人が言ってたこと。

それって、私が2年前に役所に
必死に話しに行ったことを
記録しておいてくれたからなんじゃないのかな。

だから、今、あの物件を
子育て支援の何かをやるために
役所の人たちは動いてくれてるんじゃないのかな。　

さちさんが子育てしている時に
あそこにそんな場があったら。

もしかしたら
違う未来があったかもしれない。

そう思うと
諦めることはできないのです。

あの物件だけ切り離して
稼働させることはできない

隣にある古民家と
合わせてしか利活用できない

そう言われてから２年。

今、切り離して子育て支援で使えるように
役所の人が動いてくれています。

3/1の命日にビックニュースもあったのよ。

来年度、子育て支援箇所を増やす予算を
実は取ってるんですよって
役所の人がこっそり教えてくれたんです。

場所は決めずに予算立てだけしたんだって。

だから、その予算を
その物件で子育て支援をすることに
回すことができるんじゃないかって。

人員を調整するのに半年くらいかかるから
早かったら秋頃から始められるかもって。

さちさん！
２年でここまで来ましたよ。

もしかしたら
秋にあそこで親子の集まれる場が
始まるかもしれません。

本当に始まったら…

７年前に始まっていたらって
悲しくなってしまうのかな。

去年、結局会いに行けなくて。
お墓参りに行くつもりだったのに。

今年は行こうと思ってます。
小学生になった〇〇くんに会いたいから。

わたしは元気になりました。
うつ病はもう大丈夫。

コロナも落ち着いて
色んなことが一気に復活してきて
生活が成り立たなくなってきてるけど
もう無理はしません。

関わるものは減らしていきます。

でも、関わりたくないのに
何回も連絡してくる人たちがいて
今、本当に困っているの。

お世話になった会長さんがいるから…
その方が退任されるまでは
関わっていようと思っていたんだけど。

昨日もその対応で少ない空き時間を
奪われてしまって
何よりイライラするから神経がすり減って
もうちゃぶ台をひっくり返したい気分。

いいかげんにしろー！！って。

早く心穏やかな日々に戻りたいです。

さちさんに愚痴ってしまいました。
いつも笑顔で話を聞いてくれていましたね。

さちさんの笑顔が懐かしいです。

営業、がんばっていますよ！

お願いするだけじゃなくて
相手にもメリットがあること

その付加価値を一生懸命考えていきますね。