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Day2  一番長い時間を過ごしている場所=「職場」との出会い

Day2のお題は「今やっている仕事、学んでいること」


私は新卒で就職した会社に約30年近く勤務しています。転職も珍しくない時代、新卒からずっと同じ会社というと驚かれることもしばしば。

就職活動ーー約30年前にタイムスリップ


大学時代は、マスコミ就職を目指し、出版社やテレビ局、新聞社などにトライしましたが、狭き門で撃沈が続きました。マスコミだけだとまずいと思い、ほか職種も受けましたが、ときは氷河期と言われた時代。文系女子は門前払いの会社も多かった…。それでも同期の男子たちは、続々と就職が決まり、夏になっても就職が決まっていないのは私だけだったように思います。

28時間!ー楽園への船に乗る


大学最後の夏が鬱々と終わってしまうのが嫌で、ちょうど2週間ほど予定が空いていた8月に、思い立って小笠原に一人旅に出かけました。片道28時間の船旅。行きは睡眠不足で乗り込み、盛大に酔ってトイレを往復。船なので当然ですが、どこに行っても揺れている。「二度と乗りたくない!」と思ったのを覚えています。

しかし、ようやく到着した小笠原はその後悔を払拭する生命力にあふれていました。私はイルカたちと泳ぎ、マンタやウミガメの姿に心躍り、島で出会った友人たちと打ち解け、すっかり元気になって東京に戻ったのですーー
予定より1週間も早く。実は到着した日に、「ある出版社から書類選考を通ったとはがきが届いた」と母から電話があったのでした。

その電話を受けて、私は1週間早く帰るべくチケットを変更しました。しかし、「せっかく28時間かけてやってきたのに」「どうせ面接に行っても落ちるのに予定より1週間早く帰るなんて惜しい!」 という気持ちがふつふつと湧きあがり、翌日チケットをもとの日程に戻すことを願い出ました。
しかし、2回目の変更には5千円かかるとのこと。学生の私には5千円が惜しかった。ということで、おとなしく東京に帰ったのです。

面接では、日焼けした受験生は私だけだったかもしれません。小笠原で生命力を充電し、よい意味で力が抜けていた私は、どんどんと面接をパスし、結局入社することになりました。しかも30年近くも勤めています。

あの日 あの時 あの場所で 君に会えなかったら
僕らは いつまでも 見知らぬ二人のまま        

〔小田和正:ラブ・ストーリーは突然に〕

まさにこの歌のとおり、あのとき小笠原にとどまっていたら、別の人生になっていたことは確実です。いろんな意味で、会社と出会えたことに感謝しています。
もちろん会社に対するもやもやとした思い、不満などもてんこもり! しかし、それがあってもなお、この会社の一員になれたことはありがたく思います。

仕事はつづくよどこまでも

ほぼ就職活動の話に始終しましたが、私の会社人生のスタートはこんな感じでした。何か偶然という運命に導かれているように思います。
そして、仕事は本の制作をしています。原稿の編集、赤字入れ、赤字照合、著者校正、表紙の作成依頼…本が出来上がるまでぴったり並走していきます。同時に4冊ほど担当するので、手がかかる本もあれば、すんなりまとまる本もあり、人の性格と同様それぞれです。しかし、最近はベテランになったため、すんなりした本を担当する機会は減っているように感じますね…。

この業務は20年ほどしているので、正直飽きてきました(正直すぎる?)。かと言って一家の大黒柱でもあるので、そう簡単にやめられません。

さとう式リンパケアとの出会い

しかし、定年も見えてきたことだし、何か新しいこともしたい。
そう思って、Youtubeでピンときた「さとう式リンパケア」のインストラクター資格を昨年取得しました。これが大当たり。ケアの補助アイテムとして「イヤーカフ(ビューティカフ)」があるのですが、この制作が楽しい! 今はイヤーカフを超えて、アクセサリー作り全般にはまっています。
また、入院でリンパケアの有効性を身をもって体験し、本当に習っておいてよかったな、と実感したのでした。

また、FP3級の資格も取りたいと思い、気が向いたら「FPほんださん」のYoutubeを聞いています。


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