私の【意地】の正体

私の中にずっと潜んできた【意地】

それは誰かや何か負けたくないという意地

素直になれない拗ねからくる意地

私の方が正しいという意地

他にもあるとは思うがこれらの意地が私の悩みだった

誰かと親しくなればなるほど

出てくるこの意地のおかげで

最終的に親しくなった人とは距離ができてしまう

ずっとずっとこれで苦しんできた

私は誰とも深く付き合うことはできないと諦め

深入りしないようになっていた

親しくなるのが怖かった

また私の意地が出てきて

相手が去ってしまうのが怖いから...


さて私は11年前に結婚し7歳の息子が一人いる

夫は私にはもったいないくらい素敵な人なのだ

だから私の意地はほとんど発動されることなく

息子を出産した

愛息子を出産した途端

私の愛が息子に注がれるようになってから

夫との関係が少しずつズレていった

ここ数年で私の考え方や意識がガラリと変わったことと

隠れていた意地が出始め

夫との関係はどんどん悪化していくことになる

自分の意識が現実になることを知ってから

よく内観するようになったこともあり

このままではいけないと

なぜこんなに意地を張るのか

掘り下げてみてもなかなか腑に落ちない

悶々とした日々を送っていた

そんな時『ザ・メンタルモデル』

由佐美加子 天外伺朗 共著  を耳にした

なんとなく気になり購入し、

のめりこむように読んでいった

そこに私の答えがあったのだ

要約すると人は大きく四つのメンタルモデルに

分類される

1.価値なし…やっぱり自分には価値がない

だから行動で価値を生み出そうと頑張るタイプ

2.愛なし…やっぱり自分は愛されない

だから過剰に人に尽くすタイプ

3.ひとりぼっち…所詮自分は一人ぼっちだ

だから一匹狼で孤独感を感じるタイプ

4.欠陥欠損…やっぱり自分はダメだ

だから表に出ずに裏でひっそり動くタイプ


過去の自分の行動・思考パターンから推測すると

私は完全に3.ひとりぼっちタイプだった

ひとりぼっちタイプはいつか人は離れるものと

思っているから

あの手この手で相手が離れるよう仕向けるのだ

正確にはこんなことしても離れないよね?と試す

自分から仕掛けておきながら「やっぱりみんな離れるのね」と

孤独感に襲われる(なんか笑える)

このタイプは本当は世界はワンネス(全てが繋がっている)だということを

体感しにきているのだという

ワンネスを感じるには敢えて人生の前半で

自分と他者を分離する必要があり

その為自由で縛られない人生を好み

1人で生きようとしてみるが

結局孤独感をぬぐい去ることはできない

自分と統合するまでは…


そう!私は自分と分離する為にあえて

【意地】を使って他者が離れるように仕向けて

孤独感を感じていたという

1人コントをしていたのだ

これがわかった瞬間

「もう意地を張らなくていいんだ」と

ホッとした

喉の奥にあった詰まりが取れた感じがした

またひとりぼっちタイプは

弱さをさらけ出すのを恐れる

弱さを隠す為に意地になっていたと言っても

過言ではない

まさに私はそうだった

弱さ=負け=謝る 

私にはなぜかこの図式が頭にあり

謝るなんて負け!絶対に嫌だと

常に人のせいにしてきたw

私ったらホントヤバい奴だ…

多分幼い頃に

自分の非を認めたら捨てられるという

誤った認識があったのではないかと思うが…

これまで点と点だった行動・思考が

線で繋がり始め私自身大きく変わっていった

これまで絶対に謝らなかった私が

過去酷いことをしてきたことに対して夫に謝り

小さなことでいちいち対抗していた意地も

張りそうになるのに気付くと

止めることができるようになり

パートナーシップは大きく改善していった

自分の内側が変わると

世界はこんなにも違って見えるのかと驚いた

意地の正体…

それは分離ゲームをやる為に必要だったから…

きっとこれからも幾度となく

分離ゲームのお試しがあるのだと思う

その都度立ち止まり、

俯瞰して本来の自分に戻る、

自分と統合することをやっていこうと思う




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