スペイン&ポルトガルで美味しい豆腐が食べたい!現地庶民派スーパー(Mercadona)で希望を叶える裏ワザ教えます!
日本に住んでいたら、豆腐はとっても身近な存在です。簡単にスーパーで買え、その日の食卓を彩る一品となります。しかし、海外ではなかなか簡単にはいきません。中華食材店や日本人が作っている豆腐屋さんまで出向かないと美味しいものには出会えません。でも、目から鱗のとっておきの裏技を発見したので、シェアします!
おぼろ豆腐の味
スペインの庶民派スーパーであるMercadona(メルカドーナ)で見つけた裏技的な豆腐の味は、まさにおぼろ豆腐そのものでした。
おぼろ豆腐とは、別名「寄せ豆腐」とも呼ばれています。豆腐は、豆乳ににがりを混ぜて作られていますが、おぼろ豆腐は型箱に入れる前の豆乳が固まった状態の豆腐を容器に盛って製品にしたものです。
つまり、ふんわりとやわらかく、とろけるような口触りが特徴です。また、大豆の甘みもほんのり感じられ、味は濃厚です。おぼろ豆腐は、絹ごし豆腐や木綿豆腐を作る前段階ともいえます。
かつて日本に住んでいた時、住宅地まで車で販売にきていた地元の豆腐屋さんの「おぼろ豆腐」が、絹豆腐より素材の甘みが感じられてとても美味しかったので、それ以来、おぼろ豆腐が大好きになりました。
買うべきはHacendadoのCuajada
Hacendado(アセンダード)はMercadonaの自社ブランドです。Tofuという名で、豆腐も売っていますが、こちらは、肉の代用としての調理を目的としている感じで、木綿豆腐をさらにハードにした質感です。それは、冷奴として食べたい人には、まったく満足できないものです。
そんな人が買うべきは、Cuajadaです!
Cuajada(クアハーダ/クワハーダ)とは、チーズ製品の一種で、伝統的な製法では、羊乳で作られています。ただ、工業的に生産されたものは、牛乳を使っています。
メルカドーナで売っているHacendadoのクアハーダは、羊乳ではなく牛乳からできているものです。(値段も、伝統的製法のものと比べて1/4ほどで、とにかく安い!)
4個セットで1ユーロぐらいでした。(あまりの安さに警戒して、いままで買っていませんでした。ごめんよ!)
クアハーダは基本的に、はちみつなどの甘みを足して食べるデザート的な位置づけなので、加糖味で売られているものも多いです。でも、Hacendadoの製品はナチュラル味でのみ販売されています。これは、ポイントが高い!(ダノンは加糖味のみ。)
最近、急に、クアハーダが食べたくなって、各社の製品をいろいろ味見をしていたのですが、Hacendadoのクアハーダを試したところ、味がほぼ豆腐だと気づきました!牛乳でできたクアハーダは、羊乳ほどクセもなく、ヨーグルトのような酸味もほとんどないので、豆腐に味が酷似しています。豆乳より、牛乳のほうが、コクと甘みがあるので、普通の絹豆腐というより、おぼろ豆腐寄りの味と感じました。
メルカドーナで買った偽クワハーダは、まさに牛乳豆腐と呼ぶのがふさわしい感じの製品です。こちらを豆腐の代用として味わうために、醤油を準備しましたが、最初は、ヨーグルトに醤油をかけるような違和感にドキドキしました。しかし、このクアハーダに生姜とネギを添えて醤油をかけると、もう一般庶民には豆乳で出来ていないと見破ることができません。完全にだまされます!
牛乳豆腐とは
実は、ずっと前に日本の田舎の牧場に隣接されたレストランで牛乳で出来た豆腐を食べたことがあります。その時、一緒にいたスペイン人は、「つまり、チーズってことだよね?!」とツッコミをいれていました。まさにその通りです。酪農家の間では、牛乳豆腐はわりとメジャーなもののようです。
Mercadonaが拠点を置くスペインとポルトガルの在住者限定の裏技ですが、まさか、Mercadonaで売っている牛乳のクアハーダが牛乳おぼろ豆腐に化けるとは!意外でした。これぞ、灯台下暗し。
だまされたと思って、試してみてください!是非是非是非~!そして、身近な豆腐好きの人をだましてみてください。面白いですよ。ぐふふふーーー!
(*追記:実際にメルカドーナのクアハーダを実食してみた人の率直な感想は、コメント欄で大歓迎です。当方、パンデミックでずっと一時帰国できず、すでに日本の味を忘れている可能性があります。笑)
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