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教員とエイドの関係2.:リスペクトと信頼関係なくして、良いクラスって作れるのかな?

こんにちは。

今日は『教員とエイドの関係1.』の続きを書いています。前回は、現場で、特に教員ですが、ちゃんと子供を見ているか疑問に思う点を挙げさせて頂きました。先生が子供を見ていない場合、エイドのお手本にはなり得ません。

幸い、私は今までクラス担任やインクルージョン教員をやってきて、一度も携帯を触るようなエイドに当たったこともなく、私がオムツ替えをしようとしたら、絶対にさせてくれないような働き者の人たちばかりでした。私が掃き掃除を始めようものなら、ホウキを取り上げるような人たち(笑)。本当に私の言動全てをもよく見てくれていました。

去年から私は、教室を離れてソーシャルスキル担当になったので、私の過去のエイドたちは今は違う先生たちに付いているのですが、子供たちのサポートとしてソーシャルスキルのサービスがIEP(Individualized Education Program, 個別学習計画)に記載されている子供たちを、私がやっているプレイグループに連れて来てくれるので、また違う形ですが一緒に働けるようになりました。やはり彼女たちがサポートに入ってくれると、私のやり方や考えていることを理解してくれていて、とてもやり易いです!

そのエイドたちは今、2年目の先生と、3年目の先生に付いているのですが、多くは語らないにしても、あまり上手く信頼関係が築けているようには見えません。私も彼女たちが話してくれるなら聞きますが、こちらから根掘り葉掘り聞いて、ネガティブな感情を増大させる気もありませんし、出来れば異動願いを出す。。。なんて事態に発展しない方がいいなと思うのです。完璧な人なんていないのですから。

ただ、私が気になったのが、今年度が始まった頃、校長先生がスタッフミーティングの際に、新人の先生へのアドバイスを一人づつ言っていくというアクティビティーを提案しまして、たまたま端っこに座っていた、私の元エイドたちの現在のクラス担任である3年目の先生がトップバッターで、

『例えエイドが自分より経験年数が長くて色々言って来ても、その通りにしなくていいから。自分の思うようにすればいい。クラスのボスはあなたたち(新人の先生)なのだから。』

と言ったのです!そんな風に思っていたとは、びっくりしました。私は彼女のエイド3人ともよく知っていますので、大体どういう状況かわかります。問題が起きた際に、先生が対応できなくて困っていたら、エイドたちは過去に付いた他の先生たちはどういう風に似たような状況を対処していたかという経験談をシェアしがちです。それが嫌だった?良いアイデアが潜んでいるかもしれないのに?クラスが荒れると、エイドたちも大変ですし、彼女たちもクラスを良くしたい一心なのです。エイドに言われた通りにする必要はありませんが、エイドの提案にも耳を貸すべきだと思います。私は逆に、積極的にエイドにも相談しますけど。

すると、後半の方で、私の隣に座っていた、私が最も尊敬する先生が、

『確かにあなたがあなたのクラスのボスで、クラスで起きたことの責任はあなたにある。でも、エイドがいないとクラスが回らないのも事実だから。』

と、また私の彼女へのリスペクトが爆上がりするような発言をやんわりされました!そうなんです、エイドがいないとクラスは回らないし、エイド以外にも、用務員さん、オフィススタッフ、学区から教室の修理とか芝刈りに来てくれる人たち、スクールバスの運転手さんたち、スクールランチを届けてくれる人たち、サブのエイドや教員たち、学校に関わる全ての人たちなくして学校は回りません。

英語で、It takes a village to raise a childという言い回しがあります。一人の子供を育てるには、町全体の協力が必要なのです。そこを蔑ろにして、保護者や校長先生にだけ良い顔しているの、お天道様とエイドたちは見ていますよ!(残念ながら、騙されている保護者の多いこと😓)

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