10.パートナーストレッチの基本
sacademyでは一人で行うストレッチではなく
相手(お客様)にするパートナーストレッチのコツをお伝えしていきます。
問題を抱えている施術者からはこんな質問があります。
■どこが伸びているかわからない
■どれくらい伸ばしていいか分からない、秒数。角度。
■カチッと決まらない、圧が漏れている。
などなど。
sacademy的にはリラクゼーションストレッチという意味合いでお伝えしていきます。伸ばされて気持ちいいから、うぉぉおぉと唸るくらいまでです。
始めにするストレッチと最後にするストレッチで伸び具合のbefore/afterはしっかりと出していきましょう。それが自分の経験となり蓄積されます。
先ずすぐ簡単に今日のお仕事から意識できるという事からお伝えしますと、
1・何処を伸ばすか意識しながらする
(神経と筋肉、関節、靭帯の調和もイメージ)
1・勢いをつけずにゆっくりと行なっていく
(急に伸ばすと障害を防ごうと筋肉は反射的に収縮するのでより固まる)
1・相手の呼吸を止めない
(息を吐きながらストレッチを行う事でリラックスし筋肉がスムーズに伸びる)
■どこが伸びているかわからない の回答は
お客様に聞く事。何処が伸びているか聞く。
自分が大腿部を伸ばしていると思っても、膝裏が伸びているかもしれません。
これは持ち手や角度にもよりますが自分では判断しない事です。
太もも伸びてますか? 何て聞いて伸びてなかったら焦りますよね?
聞き方は重要です。どこが伸びていますか?と聞きましょう。
そこでお料理でいう味の調節みたいに少しずつ角度を変えていきましょう。
■どれくらい伸ばしていいか分からない、秒数。角度。
リラクゼーションストレッチと考えると
硬い方⇒3秒 普通の方⇒5~7秒 柔らかい方⇒15~30秒
上記の秒数は理学療法などとは異なる
私の中の『リラクゼーションストレッチ』としての秒数です。
硬い方⇒3秒とはキープしている時間です。
止めて伸ばしている時間です。
0度から上げていく段階ではノーカウントで角度をつけていきます。
エンドフィールという限界点に達してから止めてからカウントし始めます。
逆に60秒以上かけないと身体が柔らかくなる状態にはなりにくいと言われますし、30秒と60秒ではあまり効果が変わらないという説も有名です。
120秒で柔軟性の向上がより見込めるという検査もありますが
リラクゼーションとしてはかけ離れた秒数ですね。
角度については太もも(ハムストリングス)で例えますが、
硬い方⇒30度 普通の方⇒70~90度
柔らかい方。これはお客様の膝を曲げてから伸ばすといいです。
太ももを上げた時に外側では無く、内側に上げていくという事です。
例:右太ももを真っすぐあげていきながら、お客様の左耳の側にあげていくと効かせられます。
■カチッと決まらない、圧が漏れている。
これはロックができていません。
伸ばす方の身体だけに必死になってしまい、
空いてるお客様の身体が浮いたり動いたりしてしまっています。
簡単な方法とすれば相手の身体がベッドから浮いているところを
手や足で押さえ込む。
相手の体幹が傾いてきたら手や足で動かないようにロックすることです。
文面だけでは詳しくお伝えしきれないことが残念ですが
圧してほぐしてストレッチ。
これぞ身体が緩みそうなイメージができますね。
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