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星とか月とか宝物とか☆

先日の双子座流星群は見られましたか?
昔から夜空を眺めることが好きです。
今は夜はすぐに寝てしまうのでは見逃すことが多かったのですが、
今回は20時から流れ始めるとのことだったので、見ることに。
といいつつ、忘れていて(笑)21時半頃子どもたちに
「もうこんな時間だよ!早く寝なさい!」と言ってから
ああそうだ!流れ星!と、さっき言った舌の根も乾かぬうちに
「ちょっとこっちおいで」と南側の部屋に子どもたちを呼びました。

電気を点けずカーテンの内側に入り、
窓越しに空を眺めました。
一つ目はすぐに流れました。このときはわたしだけ。
二つ目は娘も見られて「綺麗!」と感動していました。
まだ背の低い息子は私が確認できない下から見上げた角度のものが「あ、流れた気がする」と(笑)。子どもたちがお父さんを呼んでいる間に私はもう一つ♪
ときどき誰かの吐く息に窓が白くなりつつも、冬の空はやっぱり澄んでいて、窓越しでもはっきりと観察できました。
娘が「オリオン座ってあんなに大きかった?」と星の美しさにも感動しているようでした。

子どもたちには天体ショーをよく見せるようにしています。
皆既月食ももちろん、二年前の土星と木星が近づいた時も。

最近わたしが面白いなぁと思ったのは、宇宙ステーション。
地球の近くを通る時に見えるのですが、
すっと現れて、すーっと移動して、すうっと消えていく。
あのすうっと消えていく感じが、飛行機でもない、流れ星でもない、
「ああ地球から離れて行ったのだなぁ」と実感がわいてとても感動しました。
そして宇宙ステーションからは若田さんが手を振ってくれているらしいですね!素敵☆

ちょうど今年は娘の通信教育の教材で小さな天体望遠鏡が届き、
仲秋の名月もみんなで観察できました。

でも私がいちばん感動したのは「のちの月」
ちょうど家族で買い物に行った帰り道、坂を上りきったところで
運転している夫が「月が綺麗だね!」と。
夕暮れでまだ空は水色とピンクが混ざり合った明るさ。
そこに淡く大きな月。なんて美しいんだろう。

秋は夕暮れだなぁと清少納言と同じ気持ちになっていた頃。
なるほど、これが季語でいう「後の月」なんだと納得しました。
後の月の季語の本意は
「・・・十五夜の華やかさはなく、むしろそこを楽しむ。後の月は満月に二日早い月を見るというのも、少し欠けたところをこそ賞する日本独特の美意識のほかに、気温の下がっている分、速い時間に昇る月を賞するという実際的な理由もあるように思われる。」(新版角川大歳時記・秋・「後の月」より)」
そう、昔の人もこの夕暮れ時の月を眺めていたんだなと。

月というと夜見るものだと思い込んでいたけれど、
この淡く甘い空に浮かぶ夕暮れの月が私は一番好きだなと感じました。

空はいつでもあるから、意識していないとこういうものは通り過ぎてしまう。

子どもたちにとってもたとえ「ふーん」で終わるようなことでも、何に繋がらなくても良くて、これからどんどん手が離れていく子どもたちと同じものを見ている時間、それがたぶん今は実感がなくてもあとで宝物のような時間だったのだと気がつくのかなと思う。
私が(笑)。

ちなみに天体ショーはいつもTwitterで、
写真家のKAGAYAさん @KAGAYA_11949 の発信を
チェックさせていただいています♪


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