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蜜柑の木☆ そして秋のイマソラ俳句まとめ

梅雨の頃の話になるけれど、

娘が今年クラスに転校してきた、双子の男の子と女の子の家に遊びに行き、

帰りに花束をいただいた。

海外から一時帰国していて、今はお母さんと一緒に祖父母宅で暮らしているという。

そのお庭に咲いている紫陽花などを、

帰る時にお母さんが摘んで下さったようだ。

チラシでくるまれたその花束を見て、嬉しくてとても感動した。

そして懐かしい気持ちになった。

我が家もよく母が朝に、庭の花をささっと見繕って

学校へ行く私に持たせてくれたからだ。

でもよく考えたら、人からはもらったことはない気がする。

そして実はこの時、わざわざみんなで歩いて娘を送ってくださり、

花束は男の子が我が家の玄関の前に着いてから、

帰り際に娘に渡してくれたのだった。

姿が見えなくなるまで、双子ちゃん親子に手を振る。

夏の夕暮れに時間がゆっくりと穏やかに、

もしくは時間が戻されているような感じすらありました。

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そして、紫陽花や他のお花が終わったあとも、

トップ写真の、蜜柑(と言った気がする)の枝だけが

季節が流れた今もなお、残っている。

かと言って伸びてもいかないし、根も出てこない。

ひょっとして、挿し木できるのかもしれないけれど、

我が家には挿し木して蜜柑を育てられるような

立派な庭はない。

それにこの蜜柑の枝がキッチンに立つたびに目に入り、

花を飾っていなくても、葉っぱがそこにいてくれる感じが

何だかほっとする。

なのでこのまま。

すごいなぁと思うのは、虫さんが食べたあとの断面さえ

枯れていないところ。

よほど頑丈な葉っぱなんだなぁ。

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ちなみに蜜柑は冬の季語。

そして檸檬は秋の季語。

なのにレモネードは夏の季語らしい。

レモネードで一句詠みたかったのだけどなぁ(笑)。


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ここからはこれまでの秋の俳句まとめです♪


①早朝の猫の行く先まだ夜長

②秋の朝雨の止み間に赤き雲

③合いの手にまな板の音虫時雨

④夫散歩静まる朝に小鳥来る

⑤風流れ見上げる空に運動会

⑥傘持たず握る手と手に秋の雨

⑦にぎやかな朝静まりて法師蟬

⑧休校の庭に響くは虫の声
→ 休校の庭の空しさ虫の声
(推敲後9/25追記)

⑨教室を彩る母の秋桜

⑩有明やまだ願ふるか星屑に

⑪鯖雲の青さ夜明けに赤く焼け

⑫雨音や負けじと響く虫の闇

⑬秋うらゝ靴下の穴繕ひて

⑭夕暮れや助手席からのうろこ雲

⑮秋風や結ひ髪ほどき香を纏ひ

~ここからはまだnoteに載せていない句

⑯朝支度バッグにしまふ桔梗柄

⑰秋朝にキラリ飛行機誇らしげ

⑱有明に桜紅葉の便りかな

⑲カタカタとケーキ屋のレジ敬老の日

⑳名月に旧友からの佳き知らせ

㉑車窓から海へと帰る鰯雲

㉒朝霧や豆挽く音に耳澄ます

㉓スカートの色に似たリンドウを買ふ

ジャングルジムの空に桜の紅葉 (9/25追記)

ここまでが今朝までの朝活ツイート #イマソラ 俳句



~100本ノック俳句記事から~

㉔駄菓子屋の灯りのごとき秋夕焼

㉕風吹くや今年は増えぬ秋団扇

㉖振り向きて窓より見ゆる星月夜

㉗風吹きて撫子揺れる水たまり

㉘秋声にハンカチの柄変える朝

㉙雨戸閉め今朝は聞こえぬ虫の声

㉚窓に見ゆ風に揺れたるねこじゃらし

㉛虫の音にキーボードの手止むるかな

㉜月の夜にしばし休むるボールペン

㉝夕暮れや線路の脇の猫じゃらし

㉞ついに咲きたるお日様に秋の声

あ、これも入れよう♪

㉟風呂入る足裏にどんぐりのシール


ありがとうございました♪

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