期待をしすぎず、アンチを愛せ
4月からの新年度で何かに取り組もうとした時、KPIを立てると思う。余裕を持ったり、攻めてみたりそこは色々あるだろう。
新しいことを始めるのに心得ておきたいことがある。
それは、社内で新たな何かを始めるとき、少なからず発生する反発だ。
でも、それは健全な反応だ。それが素直に表面に出てくる組織はとても素晴らしい。
反発が全然見えない時は、誰も関心を持っていないか、もしくは陰で色々と言われているかのどちらかだ。
利用者の反応がないとき、企画者は不安になる。だけど、良いもの、面白いものは徐々に浸透していくという感覚を持っていると気が楽になる。
上の図は社内に導入したSlackをUIとしたAzure OpenAI Serviceの利用状況である。
そして、もう一つは2016年に導入したSlackの利用状況のチャートだ。同じ軸ではないが、体感として似ている。
組織へのSlackの導入は当社は早い方だと思うが、社員の9割程度が使うまでには3年半ほど必要であった。
Slackの導入時は最初から全員にアカウントを配布するようなことはせず、社内TGIFや社内セミナー参加者に徐々に配布していった。
直接声が届けられない範囲に準備なく配布するとよくないアンチが生まれ、ネガティブな情報は浸透が早く、他の人に影響を与える。
アンチが悪いというのではなく、アンチを産むような仕組みがよくないのである。
大事なことは、いいものは使われる、役に立つものは広がりやすい、そういう思いを持つことが企画者にとって大事である。
企画者がそれを面白いと思わなければやらない方が良い。
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